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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (44 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
〈臓器・組織移植分野〉
【課題名】行動科学を基盤とした科学的根拠に基づく臓器・組織移植啓発モデルの構築
に関する研究
【概要】令和3年に内閣府が行った世論調査において、臓器提供に関心はあるものの、
生前に臓器提供の意思表示をしない理由として、臓器提供に不安感や抵抗感があるとの
回答が依然として多く、国内の臓器移植推進の観点から「臓器提供に関する正しい知識
の普及」
「意思表示につながる」啓発の実装が必要である。そのため、臓器・組織提供数
の増加を目指し、その障壁となっている啓発に関する行動課題を特定し、その解決のた
めの「行動変容」促進因子と方策を明らかにする。
【成果の活用】地域における啓発プロセスを開発し、家族等との対話や意思表示に結び
つけるための普及啓発の手法を開発し、国及び地方公共団体が実施する普及啓発に応用
する。
〈造血幹細胞移植分野〉
【課題名】骨髄バンクドナーの提供体制強化と若年ドナーの確保・リテンションへ向け
た適切な介入方法の確立のための研究
【概要】ドナーの年齢が低い方が健康理由に伴うコーディネート中止率が低く、また移
植成績が良好であるにもかかわらず、骨髄バンクドナープールの年齢は年々上昇してお
り、若年ドナーの確保が喫緊の課題である。効果的な若年ドナーのリクルート方法、コ
ーディネート進行率を向上させるための適合ドナーへの介入法(幹細胞提供意思の保持
=リテンション、等)やドナー休暇制度の導入に向けた企業への介入方法の検討等を加
速させる必要がある。
【成果の活用】若年ドナーの効率的な確保や造血幹細胞の提供体制強化のための介入方
法が確立され、コーディネート期間短縮、ひいては移植成績向上が期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
〈臓器・組織移植分野〉
【課題名】臓器提供に係る環境整備に関する研究
【概要】臓器移植法が施行されて約 25 年、改正臓器移植法が施行されて約 10 年が経過
したが、脳死下臓器提供件数が年間およそ 100 例程度と横ばいである。この状況を踏ま
え、国内の移植医療を一層推進するための取組として、「医療現場で適切に臓器提供に
関する情報の提示が実施されるような体制」、そのための「医療従事者に対する卒前・卒
後の臓器移植医療に関する教育や啓発」が肝要である。したがって医療職に対する教育
や病院啓発進め、病院内で適切に臓器提供に関する情報の提示を行う環境の整備が必要
である。
【成果の活用】研究で得られた教育・啓発ツール等の成果を活用し、関連学会等で教育・
啓発を実施、臓器提供における理想的な体制作りを行う。これにより、将来的な臓器提
供の情報提供率の上昇や、臓器提供数の増加につながる。
〈造血幹細胞移植分野〉
【課題名】臍帯血移植体制の強化・効率化と移植成績向上のための研究
【概要】非血縁者間造血幹細胞移植において、臍帯血移植件数が骨髄・末梢血幹細胞移
植件数を上回っている。近年、臍帯血移植の治療成績が向上しており、臍帯血の質の向
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期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
〈臓器・組織移植分野〉
【課題名】行動科学を基盤とした科学的根拠に基づく臓器・組織移植啓発モデルの構築
に関する研究
【概要】令和3年に内閣府が行った世論調査において、臓器提供に関心はあるものの、
生前に臓器提供の意思表示をしない理由として、臓器提供に不安感や抵抗感があるとの
回答が依然として多く、国内の臓器移植推進の観点から「臓器提供に関する正しい知識
の普及」
「意思表示につながる」啓発の実装が必要である。そのため、臓器・組織提供数
の増加を目指し、その障壁となっている啓発に関する行動課題を特定し、その解決のた
めの「行動変容」促進因子と方策を明らかにする。
【成果の活用】地域における啓発プロセスを開発し、家族等との対話や意思表示に結び
つけるための普及啓発の手法を開発し、国及び地方公共団体が実施する普及啓発に応用
する。
〈造血幹細胞移植分野〉
【課題名】骨髄バンクドナーの提供体制強化と若年ドナーの確保・リテンションへ向け
た適切な介入方法の確立のための研究
【概要】ドナーの年齢が低い方が健康理由に伴うコーディネート中止率が低く、また移
植成績が良好であるにもかかわらず、骨髄バンクドナープールの年齢は年々上昇してお
り、若年ドナーの確保が喫緊の課題である。効果的な若年ドナーのリクルート方法、コ
ーディネート進行率を向上させるための適合ドナーへの介入法(幹細胞提供意思の保持
=リテンション、等)やドナー休暇制度の導入に向けた企業への介入方法の検討等を加
速させる必要がある。
【成果の活用】若年ドナーの効率的な確保や造血幹細胞の提供体制強化のための介入方
法が確立され、コーディネート期間短縮、ひいては移植成績向上が期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
〈臓器・組織移植分野〉
【課題名】臓器提供に係る環境整備に関する研究
【概要】臓器移植法が施行されて約 25 年、改正臓器移植法が施行されて約 10 年が経過
したが、脳死下臓器提供件数が年間およそ 100 例程度と横ばいである。この状況を踏ま
え、国内の移植医療を一層推進するための取組として、「医療現場で適切に臓器提供に
関する情報の提示が実施されるような体制」、そのための「医療従事者に対する卒前・卒
後の臓器移植医療に関する教育や啓発」が肝要である。したがって医療職に対する教育
や病院啓発進め、病院内で適切に臓器提供に関する情報の提示を行う環境の整備が必要
である。
【成果の活用】研究で得られた教育・啓発ツール等の成果を活用し、関連学会等で教育・
啓発を実施、臓器提供における理想的な体制作りを行う。これにより、将来的な臓器提
供の情報提供率の上昇や、臓器提供数の増加につながる。
〈造血幹細胞移植分野〉
【課題名】臍帯血移植体制の強化・効率化と移植成績向上のための研究
【概要】非血縁者間造血幹細胞移植において、臍帯血移植件数が骨髄・末梢血幹細胞移
植件数を上回っている。近年、臍帯血移植の治療成績が向上しており、臍帯血の質の向
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