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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (97 ページ)
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出典情報 | 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》 |
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リスク評価を行う。
【成果の活用】本研究により妥当性の評価された改正試験法並びにヘリウム代替試験法
や、未規制有害化学物質について実施された健康リスク評価結果は、薬事・食品衛生審
議会化学物質安全対策部会及び家庭用品安全対策調査会において、試験法改正並びに新
規有害物質の指定の審議を行う上で必要な資料となる。
【課題名】ナノマテリアルを含む化学物質の短期吸入曝露等による免疫毒性評価手法開
発のための研究
【概要】現在の OECD TG に記載されている in vivo 吸入曝露試験は莫大な費用と時間が
課題とされている。特に化学物質の吸入曝露による呼吸器感作に係る有用な試験法は未
だ開発されていない。近年では、ナノマテリアル(NM)等の先端的材料や、それらを組み
合わせた先進マテリアル(advanced material)として評価する動きもあり、従来の試
験のみでは毒性評価が十分に行えない状況にある。このため、NM 等の短期吸入曝露等に
よる免疫毒性評価手法の開発を重点的に行う必要がある。
【成果の活用】短期吸入曝露された NM を含む化学物質による免疫毒性発現メカニズム
の解明と、それに基づく in vitro 試験法を開発し、OECD TG 等に提案可能な試験法とす
ることで、先進マテリアルの評価にも寄与する。
【課題名】発達神経毒性の迅速化・高精度・省動物に資する新規評価手法開発のための
研究
【概要】発達神経毒性(DNT)については不明な点が多く、この評価に関する OECD TG で
も、多くの動物数と長期試験に要する多大な労力と多額の費用が必要な現状であること
を踏まえ、より迅速かつ低コスト、高精度で省動物に資する新規 DNT 評価手法の開発は
喫緊の課題となっている。
【成果の活用】今後、産業の発達とともに新規物質がますます増加することが想定され
る中、本研究により、国際的なコンセンサスを得られる TG への提案に繋がる、ヒトへ
の外挿性を考慮した、迅速かつ低コスト、省動物に資する新規 in vitro DNT 評価手法
(動物実験代替法)の開発に繋がることが期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】室内空気汚染化学物質対策の推進に資する総合的研究(仮称)
【概要】
「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」では、今後、室内濃度指
針値の設定・見直しの在り方を改訂し、新たなスキームに則した審議を行うことを目
指している。指針値の新規策定もしくは改定候補となる化学物質には、曝露評価に資
する測定法(標準試験法)が必要であり、それらを公定法として整備することが求め
られる。更に、指針値の新規策定・改定にあたっては、当該物質のハザード情報・国
際規制状況を調査する必要があることを踏まえ、これらに資する総合的研究を行う。
【成果の活用】
「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」に研究成果を逐次
提示することで、検討会の円滑な運営に活用していく。その結果、化学物質のリスク
低減化を図る際に適切な情報となることから、国民生活の安心・安全に重要な役割を
果たす。
【課題名】OECD において全身毒性の評価にかかる New Approach Methods (NAM)を公定
化するための研究(仮称)
【概要】OECD の WNT では、TG やその組み合わせ、試験の実施と評価のための戦略的統
96
【成果の活用】本研究により妥当性の評価された改正試験法並びにヘリウム代替試験法
や、未規制有害化学物質について実施された健康リスク評価結果は、薬事・食品衛生審
議会化学物質安全対策部会及び家庭用品安全対策調査会において、試験法改正並びに新
規有害物質の指定の審議を行う上で必要な資料となる。
【課題名】ナノマテリアルを含む化学物質の短期吸入曝露等による免疫毒性評価手法開
発のための研究
【概要】現在の OECD TG に記載されている in vivo 吸入曝露試験は莫大な費用と時間が
課題とされている。特に化学物質の吸入曝露による呼吸器感作に係る有用な試験法は未
だ開発されていない。近年では、ナノマテリアル(NM)等の先端的材料や、それらを組み
合わせた先進マテリアル(advanced material)として評価する動きもあり、従来の試
験のみでは毒性評価が十分に行えない状況にある。このため、NM 等の短期吸入曝露等に
よる免疫毒性評価手法の開発を重点的に行う必要がある。
【成果の活用】短期吸入曝露された NM を含む化学物質による免疫毒性発現メカニズム
の解明と、それに基づく in vitro 試験法を開発し、OECD TG 等に提案可能な試験法とす
ることで、先進マテリアルの評価にも寄与する。
【課題名】発達神経毒性の迅速化・高精度・省動物に資する新規評価手法開発のための
研究
【概要】発達神経毒性(DNT)については不明な点が多く、この評価に関する OECD TG で
も、多くの動物数と長期試験に要する多大な労力と多額の費用が必要な現状であること
を踏まえ、より迅速かつ低コスト、高精度で省動物に資する新規 DNT 評価手法の開発は
喫緊の課題となっている。
【成果の活用】今後、産業の発達とともに新規物質がますます増加することが想定され
る中、本研究により、国際的なコンセンサスを得られる TG への提案に繋がる、ヒトへ
の外挿性を考慮した、迅速かつ低コスト、省動物に資する新規 in vitro DNT 評価手法
(動物実験代替法)の開発に繋がることが期待される。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】室内空気汚染化学物質対策の推進に資する総合的研究(仮称)
【概要】
「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」では、今後、室内濃度指
針値の設定・見直しの在り方を改訂し、新たなスキームに則した審議を行うことを目
指している。指針値の新規策定もしくは改定候補となる化学物質には、曝露評価に資
する測定法(標準試験法)が必要であり、それらを公定法として整備することが求め
られる。更に、指針値の新規策定・改定にあたっては、当該物質のハザード情報・国
際規制状況を調査する必要があることを踏まえ、これらに資する総合的研究を行う。
【成果の活用】
「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」に研究成果を逐次
提示することで、検討会の円滑な運営に活用していく。その結果、化学物質のリスク
低減化を図る際に適切な情報となることから、国民生活の安心・安全に重要な役割を
果たす。
【課題名】OECD において全身毒性の評価にかかる New Approach Methods (NAM)を公定
化するための研究(仮称)
【概要】OECD の WNT では、TG やその組み合わせ、試験の実施と評価のための戦略的統
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