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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (8 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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研究事業名

臨床研究等 ICT 基盤構築・人工知能実装研究事業

1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
健康・医療・介護・福祉分野の大規模データの分析は、医療の質の向上・均てん化や
日本発の医療技術の開発に必要なエビデンスを提供するものである。しかし、医療機関
や研究機関、行政等の個々の主体が管理するデータの互換性が十分でなく、その活用が
進んでいない。
また、膨大な健康・医療分野のデータの収集・解析によって、予防・健康管理に向けた
効果的なサポートを国民が身近で受けられる環境を整備するとともに、個人に最適な健
康管理・診療・ケアを実現する基盤を整備する必要がある。
平成 29 年より「データヘルス推進本部」、平成 30 年より「保健医療分野 AI 開発加速
コンソーシアム」
(以下、コンソーシアム)が設置され、健康・医療・介護分野における
医療情報を連結した ICT システム構築や AI 実装に向けた取組みが進んでいる。令和4
年度には AI の社会実装の充実に向けた新たな AI 戦略が策定されるとともに、コンソー
シアムにおいても、保健医療分野における日本が強みを有する分野への AI の活用やデ
ータ利活用の環境整備等について議論を行い、令和5年2月に「ロードブロック解消に
向けた工程表」及び「俯瞰図に基づく AI 開発促進のための工程表」をとりまとめた。
これらを踏まえ、引き続き、保健医療分野における ICT・AI の開発・利活用の促進や医
療データの利活用に向けた環境整備に資する研究に取り組む必要がある。
【事業目標】
健康・医療分野における ICT インフラの整備によるデータ利活用や AI 技術の活用を
促進する環境を整備し、医療・介護の質の向上や効率化、医療・介護従事者の負担軽減、
医療安全の推進、医療教育の質の向上、患者の QOL の向上を実現する。
【研究のスコープ】
・医療情報を利活用するための基盤研究
・健康・医療分野における ICT・AI 技術の開発・活用を推進するための基盤研究
【期待されるアウトプット】
・「ICT・AI 開発のためのデータの利活用環境の整備」(①)
・「ICT・AI 技術の保健医療分野への応用及び実装」(②)
・「ICT 基盤構築と AI による保健医療人材の質の向上及び均てん化」(③)
IT 関連事業者との連携などの官民連携の体制、患者・国民にとって有用な ICT・AI の
推進体制のもとで、健康・医療分野の行政政策に資する科学的根拠を創出する。
例)
①「保健医療分野におけるデータ利活用環境の整備に関する研究」、
「AI 開発におけるナ
ショナルデータベース(NDB)や介護保険総合データベース(介護 DB)等の公的データ
ベースの活用の有用性検証のための研究」
②「クラウド環境を利用した AI サービスの提供における安心安全なネットワーク環境
の整備のための研究」、
「ICT と AI を用いた、患者の病院間搬送支援システム研究開発事
業」
③「ICT を利用した医学教育コンテンツの開発と活用にむけた研究」、「保健師助産師看
護師国家試験の問題作成の支援と効率化に向けた ICT・AI 技術等の活用策の検討のため
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