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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (86 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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【成果の活用】審議会等において、
「昆虫食」に対する適切な規制・安全性確保について
議論の必要が生じた際の基礎的資料として用いる。
【課題名】食品関連素材として使用される新規材料の安全性評価のための研究(※令和
6年度消費者庁へ移管予定)
【概要】ナノ化された新規素材は、食品配合成分や容器包装など様々な食品関連用途に
応用が期待される一方で、その特性を踏まえた物理化学的評価や毒性学的評価などの
科学的知見についての情報が未だ不足しており、食品経由の健康影響を適切に評価す
るための試験上の留意事項等を早期に整理する必要がある。
【成果の活用】食品関連のナノ化された新規素材について、その特性を踏まえた食品経
由の健康影響の有無を評価するために必要な科学的エビデンスの収集が可能となり、
今後の施策の検討に寄与する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】新たなバイオテクノロジーを用いて得られた食品の安全性確保とリスクコミ
ュニケーションのための研究(※令和6年度消費者庁へ移管予定)
【概要】新たなバイオテクノロジーを利用して開発された食品に関して、遺伝子発現解
析や代謝成分解析、アレルゲン性や毒性に係る試験系の検討等によって、安全性管理
において必要となる手法等について検討するとともに、諸外国における最新の取扱い
の検討状況の実態把握や、リスクコミュニケーション手法の開発に資する基礎的知見
の収集を行う。
【成果の活用】薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品新開発食品調査部会等におい
て、新たなバイオテクノロジーを利用して開発された食品の安全性管理について議論
する際の基礎的資料として用いる。
【課題名】香料を含む添加物の安全性確保に向けた遺伝毒性等の人への健康影響評価
手法の開発・標準化に資する研究(※令和6年度消費者庁へ移管予定)
【概要】使用量情報と in silico 解析結果を活用して、優先して遺伝毒性評価すべき
香料を抽出するスキームを開発するとともに、その妥当性を in vitro 試験により評
価する。また、発がん性については臓器特異性について予測するための知見を集積
する。
【成果の活用】香料評価のための基盤情報を基に遺伝毒性評価に関するスキームが開
発されることにより、3000 以上存在する合成香料を合理的・効率的に評価するため
の具体的な計画が立てられるようになる。また、発がん性の臓器特異性について予
測できるようになることにより、安全性に関してより精密な評価が可能となること
が見込まれる。
【課題名】国際的な基準に基づく HACCP 導入に資する研究
【概要】平成 30 年の食品衛生法改正で義務化された HACCP に沿った衛生管理につい
て、小規模事業者においても、事業者自身による危害要因分析や分析に基づく管理
措置の決定、妥当性確認、検証等を実施することが可能となるよう、支援ツールや
事業者向け教育パッケージの開発を行う。
【成果の活用】教育パッケージの提供により、自治体等が行う事業者への研修等の充
実化が図られるほか、支援ツールにより、個々の事業者の取り扱う製品や施設の状
況にテーラーメイドされた衛生管理システムの構築が可能となり、国内に流通する
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