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パブリックコメント「令和6年度厚生労働科学研究」 別添(令和6年度厚生労働科学研究の概要) (47 ページ)

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出典情報 「令和6年度厚生労働科学研究」に対する御意見募集について(8/4)《厚生労働省》
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会的損失が縮小される。以上の結果、慢性疼痛患者の療養生活環境が改善され、QOL が
向上することが期待される。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用に
よる医療向上を目指す研究(令和4~6年度)
【概要】平成 28 年度から開始している「慢性疼痛診療体制構築に関する愛知医大モデ
ル」を参考として、平成 29 年度から令和元年度まで「慢性疼痛診療システム構築モデ
ル事業」を実施した(平成 29 年度は3箇所、30 年度からは8箇所に拡大)。令和2年度
からは、この体制を活用して「慢性疼痛診療システム普及・人材養成モデル事業」を実
施。さらに令和5年度からは「慢性疼痛診療システム均てん化等事業」を実施し、研究
事業で得られた最新の診療ノウハウの普及等を行った。
【成果の活用】慢性疼痛診療ガイドラインの刊行、レジストリを用いた患者の層別化や、
多職種連携による診療体制の構築など、研究で得られた成果を痛みセンターでの診療に
活用した。
【課題名】慢性の痛み患者への就労支援/仕事と治療の両立支援および労働生産性の向
上に寄与するマニュアルの開発と普及・啓発(令和1~3年度)
【概要】産業保健スタッフのための新腰痛対策マニュアルを作成、普及・啓発した。
【成果の活用】慢性痛の治療と就労の両立支援、産業衛生の現場での予防対策法のひと
つとして活用した。
2 令和6年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用に
よる医療向上を目指す研究
【概要】「慢性疼痛診療システム均てん化等事業」(令和5年度~)の評価をおこない、
その成果を活用して疼痛診療体制の普及、全国への均てん化、人材育成を行うための具
体的手法を提示し実践する。レジストリ構築、公募研究班とのシステム連携、痛みセン
ター拡充が求められている。
【成果の活用】慢性の痛み診療データベースを活用し、痛みセンターでの診療効果が期
待できる患者の層別化や基礎情報の収集を行い、多職種連携による効果的な診療プログ
ラムの開発につなげる。レジストリ構築、他の研究班とのシステム連携、痛みセンター
拡充を進める。
【課題名】疾病横断的な慢性疼痛患者の簡便な客観的評価法とその普及による医療向上
に資する研究
【概要】診察室で実施可能な簡易な痛みの評価法を確立する。慢性疼痛の客観的指標を
早期に確立し痛みセンターの有用性を客観的に確認できるようになることで、痛み診
療の質向上と均てん化につなげることが必要である。
【成果の活用】疾患横断的な疼痛に対する評価法を研究し、患者状態や治療効果の把握
に活用する。
【課題名】慢性の痛み患者への就労支援の推進に資する研究
【概要】就労支援プログラム・就労継続パッケージの開発、作成したマニュアルの痛み
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