ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワークの概況(2022年度版) (2 ページ)
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出典情報 | ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワークの概況(2022年度版)(9/13)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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日本医師会総合政策研究機構
主任研究員
渡部 愛
キーワード
◆地域医療情報連携ネットワーク(地連 NW)
◆多職種連携システム
◆新型コロナウイルス感染症の影響 ◆全国医療情報プラットフォーム創設の影響
◆データヘルス改革に関する工程表 ◆日本医師会サイバーセキュリティ支援制度
◆2024(令和 6)年度予算要求要望
ポイント
地域医療情報連携ネットワーク(地連 NW)について
◆2012 年度より続く全国の地連 NW を網羅した調査
有効回答数 277 箇所であった
◆隣接する地域との連携を既に行っている地域は 49.4%と約半数を占め、今後予定し
ている地域を含めると 74.3%であった
◆地連 NW に参加する際に同意書を取得している割合は、93.3%と大半の地域で同意
書取得を行っており、対象範囲の広い「複数都道府県にまたがる連携」および「全
県域での連携」では取得割合が高かった
◆ビデオ通話機能・TV 会議システムを使用している地域は約半数(49.5%)の地域
で確認でき、使用する場面は「教育セミナー」がもっとも多かった
◆情報漏えいの防止対策に重点が置かれ、漏えい時の対策を行っている地域は 52.1%
であった
◆地域医療介護総合確保基金が原則運用費に使用できないことについて、31.3%の地
域で困っていると回答し、
「全県域での連携」および「二次医療圏での連携」を対
象地域とする地域で困っている割合が高かった
◆平均運用年数は 8.72 年、1 地連 NW あたり平均参加施設数は 150.8 施設、平均参加
患者数 23,764 人であった
◆1 地連 NW あたりの平均システム構築費用(累積)は約 2 億 5,500 万円、平均シス
テム構築費用(年換算)は約 3,000 万円であった
◆1 地連 NW あたりの 2023 年度年間平均運営予算は、約 1,340 万円であった
◆将来のシステム更改時の費用負担は、67.7%の地域で未定となっていた