ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワークの概況(2022年度版) (92 ページ)
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出典情報 | ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワークの概況(2022年度版)(9/13)《日本医師会総合政策研究機構》 |
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前項で「役立つと思う」または「まあまあ役立つと思う」と回答した 152 地域を対
象に、具体例を問い合わせたところ、以下の具体例が寄せられた。役立つ事例につい
ては、各地域に合わせた形で活用いただきたい。
【情報共有】
・基礎疾患の情報を取得するのに役立った
・医療機関、施設間で陽性患者の受け入れ状況、病床使用状況を共有した
・保健所が参加し、宿泊療養施設で療養している患者のバイタル情報等を医療機関と
共有した
・感染症対策専門医からの情報配信を受け、医療、介護、福祉関係者で共有した
・障害福祉施設で発生したクラスターについて、嘱託医、施設看護師、医師会、保健
所間で、陽性患者や疑陽性者の体調やバイタル情報を共有した
・宿泊療養施設、県調整本部、オンコール医師間で情報共有を行った
・介護施設でサービス利用者や家族の感染状況を即座に把握し、情報交換できた
・救急搬送制限により、近隣の医療機関へ搬送ができない際に情報共有を行った
・退院時支援時に他の事例で役立った情報を提供した
・入院中の患者情報を当院の医師が院外から閲覧し、状況を把握できた
・クラスターが発生時に情報発信し、感染拡大を防止した
・行政からの情報を各事業者と共有した
【他施設の搬送、受け入れ、診療】
・重症化した患者の受け入れが可能な医療機関に転院相談する際、画像を含む診療情
報を共有できたため迅速な転院が行えた
・宿泊療養施設で患者情報を共有し、入院調整に役立てた
・他院から搬送する際に、検査結果や像情報等を事前に得ることができたため、迅速
な治療が行えた
・重症、中等症患者受入医療機関と軽症患者受入れ医療機関間での患者情報共有に活
用し、受入れ業務の効率化を実現した
・重症化した場合の転院の判断や宿泊療養施設へ転所した際に情報共有が活用された
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