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資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票(第54回指定難病検討委員会において検討する疾病)) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37543.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 1/31)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite と Probable を対象とする。

A.症状・臨床所見
1.主要神経症候
a.脳出血(深部もしくは脳葉)による症候
b.脳梗塞(明確な心原性脳塞栓症を除く)による症候
c.白質脳症による症候(けいれん、精神症状、認知症、運動障害など)
2.神経以外の症候
a.眼症候(白内障、網膜血管の蛇行、Axenfeld-Rieger症候群)
b.腎症候(腎嚢胞、血尿、腎不全)
c.筋症候(筋クランプ、高CK血症)
d.溶血性貧血
B.検査所見
1.脳MRI所見
a.脳梗塞
b.脳出血
c.白質信号変化
d.脳動脈瘤
e.孔脳症・裂脳症
C.遺伝学的検査
1.COL4A1遺伝子もしくはCOL4A2遺伝子に、過去に病原性があると報告されているバリアントもしくは病因
として確実性の高いバリアントを認める(ACMGガイドライン2015でPathogenicのバリアント)。
2.COL4A1遺伝子もしくはCOL4A2遺伝子に、病原性が示唆されているバリアントを認める(ACMGガイドライ
ン2015でLikely pathogenicのバリアント)
3.COL4A1遺伝子もしくは COL4A2遺伝子に、病原性が判定不能なバリアントを認める(ACMGガイドライン
2015でUncertain significanceのバリアント)
4.COL4A1遺伝子もしくはCOL4A2遺伝子の解析は行われていない
D.その他
(特になし)

E.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
白質ジストロフィー(副腎白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィーなど)、CADASIL、HTRA1関連脳小血
管病、 RVCLなど、脳血管障害を生じる他の病態が否定的である。

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