資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票(第54回指定難病検討委員会において検討する疾病)) (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37543.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 1/31)《厚生労働省》 |
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<総合障害度(EDSS)の評価基準>EDSS4.5 以上を対象とする。
EDSS
0
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
4.5
5.0
5.5
6.0
6.5
7.0
7.5
8.0
8.5
9.0
9.5
歩行可能(補助なし歩行)
神経学的所見
正常
ごく軽い徴候
軽度障害
中等度障害
比較的高度障害
補助具歩行
車イス生活
補助具必要
一人で
出来る
助け
必要
な時
あり
補助あっ
ても 5m
以上歩
けず
2、3
歩以
上歩
けず
高度障害
歩行可動域(約)
車イスへの乗降
補助なし・休まず
>500m
500m
A
D
L
FS0
8コ
7コ
6コ
7コ
E
D
S
S
と
F
S
組
合
わ
せ
FS1
*
1 コ*
6コ
2 コ*
FS2
1コ
7
コ
2コ
300m
200m
100m
100m
(片側)
100m
(両側)
一日の大半
ベッド外
終日の十分な活動
5
~ 6 3
5
コ
6
コ
3
~
4
コ
1
~
2
コ
コ
コ
自分で出来
る
最小限の補
助が必要
特別な設備
が必要
7コ
7コ
7コ
多くの
事が
出来る
ある
程度
出来
る
意思伝達・飲食
出来る
出来ない
FS0
8コ
組合
わせ
3.5
越
5
コ
8コ
組合
わせ
4.0
越
↑
↑
1 2
コ コ
FS4
出来ない
Death
(MS の
ため)
体の自由が
きかずベッド
で寝たきり
ベッ
ド内
身の回りのこと
出来る
4
~
1
コ
FS3
ベッド生活
10
1コ
7コ
8コ
組合
わせ
4.0
越
8コ
組合
わせ
4.0
越
↑
↑
1コ
FS5
1コ
1コ
FS1
FS2
↓
3コ
以上
組合
わせ
↓
3コ
以上
組合
わせ
FS6
FS3
**↓
2コ
以上
組合
わせ
↓
2コ
以上
組合
わせ
↓
数コ
組合
わせ
↓
数コ
組合
わせ
↓
ほとん
ど組合
わせ
↓
ほとん
どすべ
て組合
わせ
FS4
FS5
FS6
*他に精神機能は 1(FS)でもよい **非常に希であるが錐体路機能 5(FS)のみ
<EDSS 評価上の留意点>
○EDSS は、多発性硬化症により障害された患者個々の最大機能を、神経学的検査成績をもとに評価する。
○EDSS 評価に先立って、機能別障害度(FS)を下段の表により評価する。
○EDSS の各グレードに該当する FS グレードの一般的な組合わせは中段の表に示す。歩行障害がない(あっても>500m 歩行可能)段階の EDSS は、FS グレードの組合わせによって規定される。
○FS および EDSS の各グレードにぴったりのカテゴリーがない場合は、一番近い適当なグレードを採用する。
<参考,機能別障害度(FS:Functional system)の評価基準>
F
S
錐体路機能
小脳機能
脳幹機能
感覚機能
膀胱直腸機能
その他
◎
正常
◎ 正常
◎ 正常
◎ 正常
◎ 正常
◎ なし
1
①
異常所見あるが障害な
し
① 異常所見あるが障
害なし
① 異常所見のみ
① 1~2 肢
振動覚または描字覚の低下
① 軽 度 の 遅 延 ・切 迫 ・ ① 暗点があり、
尿閉
矯正視力 0.7 以上
① 情動の
変化のみ
① あり
2
②
ごく軽い障害
② 軽度の失調
② 中等度の眼振
② 1~2 肢
軽度の触・痛・位置覚の低下
② 中等度の遅延・切
② 軽度の
3
③
軽度~中等度の
③ 中等度の躯幹また
対麻痺・片麻痺
は四肢の失調
幹機能障害
3~4 肢
③ 高度の眼振
③ 1~2 肢
高度の外眼筋麻痺
高度の単麻痺
中等度の他の脳幹
3~4 肢
機能障害
4
④
高度の対麻痺・片麻痺
④ 高度の四肢全部の
中等度の四肢麻痺
④ 高度の構音障害
失調
5
⑤
完全な対麻痺・片麻痺
能障害
⑤ 失調のため協調
高度の四肢麻痺
6
⑥
完全な四肢麻痺
?
?
不明
X
⑤ 嚥下または構音全
運動全く不能
不明
不明
希な尿失禁
中等度の触・痛・位置覚の低下
③ 頻繁な失禁
矯正視力 0.7~0.3
③ 悪い方の眼に大きな暗点
完全な振動覚の低下
中等度の視野障害
軽度の触・痛覚の低下
矯正視力 0.3~0.2
知能低下
③ 中等度の
知能低下
④ ほとんど導尿を要
④ 悪い方の眼に高度視野障害
④ 高度の
矯正視力 0.2~0.1
知能低下
2 肢以上
中等度の触・痛覚の低下
保たれている
悪い方の眼は[grade 3]で
(中等度の
3 肢以上
高度の固有覚の消失
顎以下
?
高度の蝕・痛覚の低下
するが、直腸機能は
⑤ 1~2 肢
く不能
?
振動覚のみ低下
② 悪い方の眼に暗点あり、
固有覚の消失(単独 or 合併)
⑥ 顎以下
?
迫・尿閉
中等度の固有覚の低下
④ 1~2 肢
高度の他の脳幹機
完全な単麻痺
中等度の振動覚の低下
◎ 正常
精神機能
0
軽度の他の脳
◎ 正常
視覚機能
全感覚の消失
良眼の視力 0.3 以下
慢性脳徴候)
⑤ 悪い方の眼の矯正視力 0.1 以下
⑤ 高度の痴呆
中等度の触・痛覚の低下
悪い方の眼は[grade 4]で
高度の慢性
ほとんどの固有覚の消失
良眼の視力 0.3 以下
脳徴候
全感覚消失
不明
⑤ 膀胱機能消失
⑥ 膀胱・直腸機能消失
⑥ 悪い方の眼は[grade 5]で
良眼の視力 0.3 以下
?
?
不明
小脳機能:脱力(錐体路機能[grade 3]以上)により判定困難な場合、grade とともにチェックする。
32
不明
?
不明
?
不明
視覚機能:耳側蒼白がある場合、grade とともにチェックする。