資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票(第54回指定難病検討委員会において検討する疾病)) (70 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37543.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 1/31)《厚生労働省》 |
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A.症状・臨床所見:
頭痛、嘔気・嘔吐、歩行困難、肢体の疼痛・運動異常・感覚異常、視力低下、視野欠損、歪視、難聴、耳鳴り、
めまい、高血圧、動悸、頻脈、胸痛、顔面蒼白、発汗、不安感、黄疸、腹痛、便秘などの消化器症状、血尿、側
腹部違和感、不妊症、陰嚢違和感・疼痛
B.検査所見
①~②いずれかに該当するものを、フォン・ヒッペル・リンドウ病と診断する。
①VHL病の家族歴が明らかな場合
以下 (a)~(g)いずれか1病変以上を発症
a.中枢神経系血管芽腫
b.網膜血管腫
c.腎細胞癌
d.褐色細胞腫/パラガングリオーマ
e.膵腫瘍(膵神経内分泌腫瘍または多発膵嚢胞)
f.精巣上体嚢胞腺腫
g.内リンパ嚢腫瘍(内耳)
②VHL病の家族歴がはっきりしない場合
1.~2.いずれかを満たすもの
1.(a)~(g)のいずれか2病変以上を発症、ただし(a)中枢神経系血管芽腫または(b)網膜血管腫いずれ
かを必ず含む
2.(a)~(g)のいずれか1病変以上を発症し、かつ、VHL遺伝子に生殖細胞系列のヘテロ接合性病的バリ
アントを認める
C.遺伝学的検査
VHL遺伝子の病原性変異
D.診断のカテゴリー
Definite:A.症状の1項目以上を満たし、かつ、B.①または②いずれかに該当するもの
<重症度分類>
【神経系】【耳】【眼】【腎臓】【膵臓】【副腎】のうち、1つ以上の領域で『重症』、もしくは2つ以上の領域で『中等症』
と判定された場合を対象とする。
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