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資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票(第54回指定難病検討委員会において検討する疾病)) (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37543.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 1/31)《厚生労働省》
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<診断基準>
以下の 1),2)のいずれかの基準を満たす者を definite とする。
1)

断層心エコーおよびドップラ断層にて、心房中隔一次孔欠損、流入部型心室中隔欠損、閉鎖不全を伴う
共通房室弁を認める。

2)

心血管造影にて、心房中隔一次孔欠損、心室中隔欠損、および左心室造影にて左室流出路が細長く延
長した“goose-neck sign”を認める。

<重症度分類>
1) 心機能障害による重症度分類。
NYHA 心機能分類を用いてII度以上を対象とする。
NYHA 分類
心 疾 患 はあるが身 体 活 動 に制 限 はない。
I度

日 常 的 な身 体 活 動 では疲 労 、動 悸 、呼 吸 困 難 、失 神 あるいは狭 心 痛 ( 胸 痛 ) を生 じ
ない。
軽 度 から中 等 度 の身 体 活 動 の制 限 がある。安 静 時 又 は軽 労 作 時 には無 症 状 。

II 度

日 常 労 作 のうち、比 較 的 強 い労 作 ( 例 えば、階 段 上 昇 、坂 道 歩 行 など) で疲 労 、動
悸 、呼 吸 困 難 、失 神 あるいは狭 心 痛 ( 胸 痛 ) を生 ずる。
高 度 の身 体 活 動 の制 限 がある。安 静 時 には無 症 状 。

III 度

日 常 労 作 のうち、軽 労 作 ( 例 えば、平 地 歩 行 など) で疲 労 、動 悸 、呼 吸 困 難 、失 神 あ
るいは狭 心 痛 ( 胸 痛 ) を生 ずる。
心 疾 患 のためいかなる身 体 活 動 も制 限 される。

IV 度

心 不 全 症 状 や狭 心 痛 ( 胸 痛 ) が安 静 時 にも存 在 する。
わずかな身 体 活 動 でこれらが増 悪 する。

NYHA: New York Heart Association
NYHA 分類については、以下の指標を参考に判断することとする。
NYHA 分

身体活動能力

最大酸素摂取量



( Specific Activity Scale; SAS )

( peakVO 2 )

I

6 METs 以 上

基 準 値 の 80% 以 上

II

3.5~ 5.9 METs

基 準 値 の 60~ 80%

III

2 ~ 3.4 METs

基 準 値 の 40~ 60%

IV

1 ~ 1.9 METs 以 下

施 行 不 能 あるいは基 準 値 の 40% 未 満

※NYHA 分類に厳密に対応する SAS はないが、
「室内歩行2METs、通常歩行 3.5METs、ラジオ体操・ストレッチ体操4METs、速歩5~6METs、階段6~7METs」

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