資料1-2 指定難病に係る新規の疾病追加について情報提供のあった疾病(個票(第54回指定難病検討委員会において検討する疾病)) (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37543.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 1/31)《厚生労働省》 |
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6) 胆嚢腫大
7) 低アルブミン血症・低ナトリウム血症
2. 以下の所見がある時は危急度が高い。
1) 心筋炎
2) 血圧低下(ショック)
3) 麻痺性イレウス
4) 意識障害
3. 下記の要因は免疫グロブリン抵抗性に強く関連するとされ、不応例予測スコアを参考にすること が望
ましい。
1) 核の左方移動を伴う白血球増多
2) 血小板数低値
3) 低アルブミン血症
4) 低ナトリウム血症
5) 高ビリルビン血症 (黄疸)
6) CRP高値
7) 乳児
4. その他、特異的ではないが川崎病で見られることがある所見(川崎病を否定しない所見)
1) 不機嫌
2) 心血管: 心音の異常、心電図変化、腋窩などの末梢動脈瘤
3) 消化器: 腹痛、嘔吐、下痢
4) 血液:赤沈値の促進、軽度の貧血
5) 皮膚:小膿疱、爪の横溝
6) 呼吸器:咳嗽、鼻汁、咽後水腫、肺野の異常陰影
7) 関節:疼痛、腫脹
8) 神経:髄液の単核球増多、けいれん、顔面神経麻痺、四肢麻痺
【備考】
1. 急性期の致命率は 0.1%未満である。
2. 再発例は3〜4%に、同胞例は1〜2%にみられる。
3. 非化膿性頸部リンパ節腫脹(超音波検査で多房性を呈することが多い)の頻度は、年少児では約
65%と他の主要症状に比べて低いが、3歳以上では約90%に見られ、初発症状になることも多い。
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