１．医療計画・地域医療構想について
（１）第８次医療計画について
① 次 期 医 療 計 画 で あ る 第 ８ 次 医 療 計 画 は 、 令 和 ６ （ 2024） 年 度 か ら 開
始 し 、 中 間 年 で あ る 令 和 ９ （ 2027） 年 度 か ら 必 要 な 見 直 し を 実 施 予 定
である。
②

都 道 府 県 に お か れ て は 、 令 和 ６ （ 2024） 年 ４ 月 か ら 第 ８ 次 医 療 計 画
に基づき、関係機関との連携の上、地域における良質かつ適切な医療
提供体制の確保に向けて、地域の実情に応じた取組を推進されたい。

（２）地域医療構想に関する地域の検討・取組状況等について
① 地 域 医 療 構 想 に つ い て は 、 令 和 ４ 年 （ 2022） 年 ３ 月 の 医 政 局 長 通 知
に よ り 、 2022 年 度 及 び 2023 年 度 に お い て 、 民 間 医 療 機 関 を 含 め た 各
医療機関の対応方針の策定や検証・見直しを行うことをお示ししたほ
か 、 令 和 ５ （ 2023） 年 ３ 月 の 地 域 医 療 計 画 課 長 通 知 に よ り 、 年 度 目 標
の 設 定 、進 捗 状 況 の 検 証 、検 証 を 踏 ま え た 必 要 な 対 応 な ど 、PDCA サ イ
クルを通じて地域医療構想を推進することをお示ししている。
②

今 般 、 令 和 ５ （ 2023） 年 ９ 月 末 時 点 の 進 捗 状 況 を 調 査 に ご 協 力 い た
だ き 、厚 生 労 働 省 に お い て と り ま と め た 内 容 を 昨 年 11 月 の「 地 域 医 療
構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」に報告したので、
その概要を共有させていただく。
ア

年 度 目 標 に つ い て は 、目 標 未 設 定 の 構 想 区 域（ 全 体 の 30％ ）に お
い て 、引 き 続 き 目 標 設 定 を お 願 い す る と と も に 、各 医 療 機 関 の 対 応
方 針 に つ い て は 、全 て の 医 療 機 関 に お い て 今 年 度 中 に 策 定 す る た め
の 取 組 を 進 め る こ と 。現 在 、令 和 ６（ 2024）年 ３ 月 末 時 点 の 状 況 を
調査中であり、ご協力をお願いしたい。

イ

病 床 数 に つ い て は 、「 病 床 機 能 報 告 上 の 病 床 数 」 が 「 地 域 医 療 構
想 で 推 計 し た 病 床 数 の 必 要 量 」に 近 づ い て お り 、ま た 、病 床 機 能（ 高
度 急 性 期 、急 性 期 、回 復 期 、慢 性 期 ）ご と に み て も 、必 要 量 に 近 づ
いている。

ウ

地域医療構想の一定の進捗が認められるものの、依然として必要
量との大きい乖離が残っている構想区域があるため、必要量との乖
離の状況について、構想区域ごとに確認・分析を進めていく必要が
ある。

エ

必要量との乖離の状況や医療提供体制上の課題等について、調査

Ⅰ-計1