３．地域医療介護総合確保基金について
（１）令和６年度予算案について
○ 地域医療介護総合確保基金については、令和６年度予算案において
1,553 億 円（ 公 費 ベ ー ス ）を 計 上 し て お り 、こ の う ち 、1,029 億 円（ 公
費ベース）を医療分としている。
また、令和５年度予算の残額がある場合は、令和６年度への繰越額
として計上される見込みとなっている。
＜事業区分ごとの配分について＞
○ 事業区分Ⅰ－１「地域医療構想の達成に向けた施設又は設備の整備
に関する事業」については、地域医療構想の実現に向けた取組を進め
る た め 、 200 億 円 を 充 て る こ と と す る 。
○

事業区分Ⅰ－２「地域医療構想の達成に向けた病床の機能又は病床
数の変更に関する事業」については、地域医療構想の実現を図る観点
から、地域医療構想調整会議等の意見を踏まえ、自主的に行われる病
床減少を伴う病床機能再編や、病床減少を伴う医療機関の統合等の取
組 に 対 す る 支 援 を 行 う た め 、 142 億 円 を 充 て る こ と と す る 。

○

事業区分Ⅱ「居宅等における医療の提供に関する事業」及び事業区
分 Ⅳ 「 医 療 従 事 者 の 確 保 に 関 す る 事 業 」 に つ い て は 、 544 億 円 を 充 て
ることとする。

○ 事 業 区 分 Ⅵ「 勤 務 医 の 労 働 時 間 短 縮 に 向 け た 体 制 の 整 備 に 関 す る 事 業 」
に つ い て は 、 143 億 円 を 充 て る こ と と す る 。
（２）未計画額の積極的な活用について
これまでに各都道府県に配分した本基金のうち、今後執行する具体
的な計画がない金額（未計画額）については、令和６年度の都道府県
計画に当たっての財源として積極的に御活用いただきたい。国から各
都道府県への基金の配分においても、以下のとおりとなるので、御承
知置きいただくようお願いする。
各都道府県の計画額 － 各都道府県の未計画額（※）
＝ 各 都 道 府 県 の 要 望 額（ 配 分 必 要 額 ）
（※）令和５年度執行状況調査で算出された未計画額

なお、令和６年度の具体的な配分方針については、改めて各都道府
県あてに事務連絡を発出するので、よろしくご確認をお願いする。

Ⅰ-計22