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資料(Ⅰ)地域医療計画課 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38529.html
出典情報 令和5年度全国医政関係主管課長会議(3/29)《厚生労働省》
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ICTを活用した産科医師不足地域に対する妊産婦モニタリング支援

令和6年度当初予算案:94,463千円(114,662千円)
【設備整備費:48,000千円(60,000千円)】
【運営費:46,463千円(54,662千円)】
※()内は前年度当初予算額

背景
他の診療科と比べて産科医師は少数であり、分娩取り扱い施設において、経験豊富な医師が確保できなかったり、妊産婦モニタリングに必要な体制を十分確保できないために長時間勤務
が余儀なくされているケースもあり、医師確保や勤務環境改善にあたっての課題となっている。

事業内容
ICT等を活用し、周産期母子医療センターの周産期専門の医師等が、他の分娩取扱施設の妊産婦・胎児を遠隔で集中的にモニタリングし、産科医師不足地域に派遣された若手医師等に対し
適切な助言等を行う体制を整備するため、必要な支援を行う。
設備整備費
運営費
・複数の分娩取り扱い施設を連結するネットワーク構築費
・複数の分娩取り扱い施設をネットワークで連携するために必要な運営経費(回線使用料等)
・複数の分娩取り扱い施設を効率良くモニタリング可能なICT基盤の整備費(※)
・中心的な分娩取り扱い施設で患者のモニタリング業務に従事する医師、看護師等の人件費
※複数の分娩取り扱い施設の患者のモニタ情報、電子カルテ情報等を集約・統合し、多数の患者を効率的にモニタリング
できる重症度予測システム等の診療補助システムを組み込んだ情報プラットフォームを指す。

現状

妊産婦モニタリングを導入した場合(特に夜間・休日帯等において)
分娩取り扱い施設
(同一の当該医療圏内
の分娩取り扱い施設を
想定
研修中の若手
医師や助産師で
も診療の質が担
保される。

昨日も先生遅くまでい
たし、この程度の胎児
心拍モニターなら、先
生に声かけずに様子
見てていいかしら?



電子カルテ



産科研修中の
若手医師
月5回は当直
で、月10回は
on callで緊急
で呼び出され


C病院

研修中の若手医師や助産師で対応可能

入院中の妊産婦

産科の医師

B病院

Aクリニック

このモニターは緊急手術が必要?
高次施設へ搬送するべき?
昨日当直だった先生を病院に呼ん
だほうがいいかしら?

各分娩取り扱い施設

胎児心拍モニター

カメラ

分娩を扱う医療機関で
は、産科医師や助産師
等が昼夜を問わず妊婦
の治療にあたっている。
産科医師が少ない地域
に若手が勤務したがらな
い理由として、夜間の勤
務が多いこと、特に休
日・夜間等に一人で分娩
を取り扱うことが不安で
あることがあげられる。

月10回は当直
で、月5回はon
callで緊急で呼
び出される

助産師等

データ転送

必要時指示
を出す等診
療を補助

若手も含め産
科医が休息を
とれるようにな
る。

データ転送

データ転送

妊婦・胎児の生体情報を周産期母子医療セ
ンターに集約化

各医療機器
データ統合

妊婦・胎児の生体情報を集約化し、
特に夜間帯等に、産科専門の医師
による監視及び必要時分娩取り扱
い施設の産科医、助産師に助言を
行う。産科医の有効活用が可能。

周産期母子医療センター

産科専門の医師の集約化

研修中の若手医師で対応可能

Ⅰ-計21