４．外来医療について
（１） 外来医師偏在指標を活用した取組について
○ 外来医療の提供体制の構築については、今後の外来需要の動向が地
域 に よ っ て 異 な る こ と を 踏 ま え 、二 次 医 療 圏 毎 の 人 口 推 計 や 外 来 患 者
数推計等を踏まえた協議を行うことをお願いする。
○

また、第８次医療計画において、外来医療に係る医療提供体制の確
保 に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン を 元 に 策 定 し た 外 来 医 療 計 画 に つ い て は 、住
民 に 対 し わ か り や す く 周 知 す る ほ か 、外 来 医 師 偏 在 指 標 を 活 用 し た 取
組 の 実 効 性 を 確 保 す る 観 点 か ら 、金 融 機 関 等 へ も 情 報 提 供 を お 願 い し
たい。

○

夜間・休日の診療、在宅医療、公衆衛生等の、地域で不足する医療
機能 につ いて、具 体的 な目 標を 定め 、達成 に向 けた 取 組の 進捗 評価 に
努め てい ただ きた い。ま た、救 急医 療や 在宅 医療 の施 策と の連 携を 進
め る ほ か 、学 校 医 の 確 保 に つ い て は 都 道 府 県 等 の 教 育 委 員 会 と の 連 携
も進めていただきたい。

○

外来医師多数区域における新規開業者に対しては、地域で不足する
医 療 機 能 を 担 う こ と に 合 意 が 得 ら れ た 事 項 に 関 し て 、地 域 の 医 師 会 や
市町村と情報共有する等、フォローアップをお願いしたい。

（２） 医療機器の効率的な活用に係る取組について
○ 医 療 機 器 の 効 率 的 な 活 用 に 係 る 計 画 に つ い て は 、外 来 医 療 に 係 る 医
療提供体制の確保に関するガイドラインにおいてお示ししていると
こ ろ 、地 域 の 医 療 機 関 が そ の 地 域 に お い て 活 用 可 能 な 医 療 機 器 に つ い
て把握できるよう、医療機器の配置・稼働状況に加え、共同利用計画
か ら 入 手 可 能 な 、医 療 機 器 の 共 同 利 用 の 有 無 や 画 像 診 断 情 報 の 提 供 の
有 無 等 の 方 針 に つ い て も 可 視 化 を 進 め 、必 要 な 共 同 利 用 を 進 め て い た
だきたい。
（３） 地域における外来医療の機能分化及び連携について
○ 地域における外来医療に係る病院及び診療所の機能の分化及び連携
を推進するため、令和４年度に外来機能報告制度が開始された。都道
府 県 に お い て は 、外 来 機 能 報 告 制 度 に よ り 入 手 可 能 な 紹 介 受 診 重 点 外
来や 紹介・逆紹 介 等の デー タを 活用 し、地 域の 外来 医 療の 提供 状況 に
つ い て 把 握 す る と と も に 、地 域 の 実 情 に 応 じ た 外 来 医 療 提 供 体 制 の あ
り方について検討いただきたい。

Ⅰ-計27