病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (115 ページ)
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出典情報 | 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》 |
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設置場所選定の
理由
・施設設備の状況把握がしや
すい
・動力・設備の稼働状況が把
握できるため
・衛星電話回線の使用が可能
・代表電話が通信可能な事務
室と隣接・災害対策本部設
置スペースのある部屋を選
定
・非常電源がある
・大人数収容
・ワークスペースの広さ
・院内の防災センターが近く
にあるため
・集合しやすい
・敷地内で近年建てられた棟
であり外部に出入りしやす
い場所
・病院幹部が在席しているた
め
・病院長や幹部の執務室に隣
接している
・関係者が集まりやすい
・事務管理部門の事務室が近
接しているため
・病院外の様子の把握が容易
・患者集積エリア等と干渉し
ない
・他の場所がない
・情報集約・共有がしやすい
ため
・災害対策本部組織構成のレ
イアウト、島が作りやすい
・免震構造
イ 災害対策本部設置時期
災害対策本部の設置時期としては、災害対策本部長となる病院長等の判断、気象状況、鉄道の運転
状況等の病院機能継続に影響する事象の発生時期としています。
設置時期を一概に固定的に述べることはできませんが、地震が予知困難突発型災害であるのに対し、
風水害は、予知可能進行型災害であることから、危険発生予測と洪水等災害発生までの危険排除、被
害軽減を図るタイムライン(防災行動計画)を指揮、監督する意味でも、少なくとも当該行動開始と
なる事象(トリガー)の発生時期とすべきです。
その意味で、災害対策本部設置時期として、大雨警報発令等が、浸水危険排除等の防災行動開始時
期、すなわちタイムラインのトリガーとされています。
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