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病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (24 ページ)

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出典情報 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》
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Ⅴ 浸水被災経験会員病院から学ぶ風水害の状況と風水害対策の必要性

1.浸水被災経験のある会員病院
アンケート回答病院のうち18 病院(5.1%)が浸水被災を経験されています(以下「浸水被災経験
病院」という)


( 1 ) 浸水被災経験病院の所在地
浸水被災経験病院の所在地が洪水浸水想定区域又は雨
水出水浸水想定区域内に所在しているかは確認していま
せんが、本アンケート調査による洪水浸水想定区域内の浸
水被災経験病院数は13 病院、雨水出水想定区域内の同病
院は5 病院の合計18 病院で、浸水被災経験病院と同数で
あり、浸水被災経験に係る本設問に浸水被災経験ありと回
答された病院は、洪水浸水想定区域又は雨水出水浸水想定
区域内に所在していると考えられ、改めて洪水等浸水想定
区域の風水害に関する危険性が確認できます。

( 2 ) 浸水深・浸水時間
浸水被災経験病院の浸水時の平均浸水深は、0.5m(床上浸水/院内浸水)ですが、2m(ほぼ1 階
天井付近)の浸水事案もあります。
浸水時間は、5 時間から10 時間(約半日)が多いですが、ほぼ1 日から3 日間浸水が継続した事
案もあり、病院機能継続に関する病院避難、職員の緊急参集、インフラの確保等、実効性のある風水
害BCP 及び避難確保計画の作成等が必要な状況を確認できます。

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