病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (36 ページ)
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出典情報 | 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》 |
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BCP 新築事例病院の病院機能継続(BCP)性能に関する設計段階での打合せ内容を以下にお示し
します。
病院側からの病院機能継続(BCP)に関する要望等に対し、設計者側が防災拠点建築物としてどの
ように具体化しようとしているかが理解できます。洪水等浸水想定区域病院の新築及び改修時の参考
としてください。
項目
BCP・防災計画
病院側の要望
(病院機能継続機能の確保)
〇200 年に一度の大雨で荒川
が氾濫した場合の浸水リスク
に配慮した計画とする
〇地震、洪水、火災等の災害
時の具体的機能の要望は以下
のとおり
要望に対する設計者側の具体化
地震対策
耐震性能
〇免震構造の建物として計画
〇免震構造により、地震の揺れは低減
されるが、棚などは地震時の転倒を避
けるために、壁に固定が必要。
〇固定時には壁下地のある部分に固
定。石膏ボードのみへの固定では転倒
対策としては不十分。
浸水防止等風水害対策
洪水等浸水防止性能
〇200 年に一度の風水害に対し、浸水
しない1 階床レベルの設定(盛土)と
防潮堤を設置
〇マニホールド庫は医ガス業者によ
ってタンクが水没しないように設置
レベルを高くするなどの対応
〇電源確保
電気室、発電機、空調屋外機は屋上
設置
〇情報通信確保
サーバー室等は3 階設置
〇給水確保
受水槽は浸水深より高いレベルに
設置
〇排水確保
逆流防止のため、1 階系統は排水貯
留槽に導きポンプアップ
〇食糧確保
3 日分の食料と水備蓄(入院患者、
外来患者、職員)
〇患者搬送
病院南側高台からボートでの搬送
可
※病院で船外機付きボート保有
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