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病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (141 ページ)

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出典情報 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》
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Ⅺ 土砂災害対策

土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域内に所在
する病院の病院機能維持について検討します。
回答いただいた病院のうち32 病院(16%)が土砂災害
警戒区域内に所在しています。

1.「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」
(通称::土砂災害防止法)の概要
土砂災害防止法の概要

内容

平成12 年5 月8 日
土砂災害防止法公布

平成11 年6 月29 日、広島市・呉市を中心とした集中豪雨により土砂
災害発生件数325 件、死者24 名の土砂災害が発生。本災害を契機とし、
土砂災害発生予測箇所に対し、砂防堤防等の土砂災害防止施設設置対策
工事といったハード対策(急傾斜地法、砂防法等)だけではなく、住民
の生命・身体を守るための警戒避難措置充実や、
建築物の安全性の強化、
開発行為の制限等のソフト対策を展開して本法を制定。

目 的

土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれのある区域につ
いて危険の周知、警戒避難態勢の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存
住宅の移転促進等のソフト対策を推進。

対象土砂災害

〇急傾斜地の崩壊
※傾斜度が30°以上である土地が崩壊
する自然現象

〇土石流
※山腹が崩壊して生じた土石等または
渓流の土石等が一体となって流下する
自然現象

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