病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (125 ページ)
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出典情報 | 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》 |
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風水害BCP
検証・反映の
有無
・帰宅困難者確保準備
・各部署アクションカード改訂
・安否確認および参集人数把握の状況
・止水板の高さ・構造変更(2024 年
3 月予定)
・避難物品、エレベーターの運用
・災害関連患者の受入態勢構築など
・訓練内容
・今のところないが、見直すべき点が
あれば実施する
・検討中
10.風水害BCP 職員教育
( 1 ) 会員病院の風水害BCP 職員教育の状況
ア 風水害BCP 職員教育実施の有無
回答いただいた会員病院のうち、75.5%が職員教育未実施です。
未実施の理由は、前述の風水害BCP 訓練と同様に、病院所在地の浸水等風水害危険性はないとの
認識が主たる理由であると思われます。
繰り返しになりますが、流域治水の推進において、地域の洪水危険性の空白区域が解消となり、改
めて風水害危険が明確となる可能性もあるため、再度病院所在地の危険性を確認され、病院機能維持
対策に必要な風水害BCP を作成し、同BCP の周知徹底を図るため職員教育の推進を検討する必要
があります。
また、回答いただいた内容として、
「他の災害関連教育は実施しているが、特に風水害特化の教育
無し」とありますが、風水害は地震のような予知困難な突発的災害でなく、予知可能な進行型災害で
あり、対策として予知から危険発生までのリードタイムを活用したタイムライン(防災活動計画)に
基づく行動等が求められることから、BCP 推進において風水害特性に応じた職員教育が必要です。
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