病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (48 ページ)
出典
公開元URL | |
出典情報 | 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001349327.pdf
イ 止水板の浸水防止性能
前述の止水板種類のとおり、同板の商品は多様であり、浸水防止性能の記載も各社まちまちで、必
要浸水防止箇所に適する止水板の選択は困難な状況であり、浸水時の避難確保の万全を期す必要のあ
る要配慮者利用施設等では止水板の選択基準の明確化等が要望されていました。
このような要望を受け、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会では、止水板の浸水防止性能基準
及び試験方法等についての統一基準作り(JIS 規格)の検討を国土交通省、経済産業省等の関係省庁
と協議し、2019 年11 月20 日に「 JIS A4716 浸水防止用設備建具型構成部材 」
(以下「JIS A4716」
という)が制定されました。
ア) JIS A 4716 の内容
以下のように適用対象、止水板としての性能、浸水防止性能の等級を定めています。
浸水防止用設備建具型構成部材(日本産業規格 JIS A 4716)
適用範囲
①建築物開口部などに使用する浸水防止用設備建具型構成部材(以下、浸水
防止用設備構成部材という)について規定。
②浸水防止用設備構成部材は、建築物、地下空間の開口部などに付設されて、
降雨などに起因する外部から内部への水の流入を阻止又は軽減させ、内部が
浸水状態に至る時間を遅延させることを目的としている。
※注記 この部材の使用目的に、津波に起因する浸水の防止は想定していな
い。
※浸水防止用設備構成部材は、組み立てる前の状態のものをいう。組み立て
たものを、浸水防止用設備建具型という。
44