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病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (72 ページ)

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出典情報 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》
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井戸水の
利用の
有無

ア 上水道ライフライン途絶期間に応じた飲料水等の確保対策
災害時に病院機能維持・継続が期待される病院のライフライン途絶時の上水道確保について、災害
拠点病院の指定要件として「災害時に少なくとも3 日分の病院の機能を維持するための水を確保する
こと。具体的には、少なくとも3 日分の容量の受水槽を保有しておくこと又は停電時にも使用可能な
地下水利用のための設備(井戸設備を含む)を整備しておくことが望ましいこと。ただし、必要に応
じて優先的な給水協定の締結等により必要な水を確保することについても差し支えないこと」と定め
られていますが、他の病院について上水道の確保量等の定めはありませんが、災害時の病院機能継続
を目的として3 日分を確保量の目安とすることは必要です。
また、再掲しますが、過去の土砂災害等を発生させた大雨での復旧は40 日、洪水、台風は7 日で
あり、過去の復旧期間を自立期間として病院機能維持に必要な飲料水等の上水道確保対策を検討する
こととします。
前述の会員病院アンケート調査では、平均して受水槽等の貯留水を節水して2.6 日保持できるとい
う回答ですが、1 日未満という病院もあります。

(出典:読売新聞)

上水道ライフラインの途絶に対応して代替手段を確保する期間、すなわち自立期間内の病院機能維
持に関する飲料水確保対策としては、多くの病院で受水槽等の貯留水のほか、井戸水等の上水供給源
の確保並びにペットボトル等の備蓄により対策が立てられています。

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