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病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (138 ページ)

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出典情報 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》
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計画上の
建物内
避難場所
の位置

病院建物外
避難場所の
内容

・隣接老健施設
・コミュニティセンター
・健診センター前駐車場
・病院建物に隣接した駐車場
・近隣の小学校・中学校
・市指定の避難場所
・敷地内の立体駐車場屋上
・敷地外公園
・職員駐車場

イ 避難組織・避難方法等
ア)避難確保計画上の避難組織
避難確保計画作成済み病院のうち、避難対応上の避難組織を編成している病院が69.5%、編成して
いない病院が27.4%です。
避難確保計画の目的は、浸水時等の適切な避難による患者等の安全確保にあります。組織的な避難
活動を実施するうえで病院内に避難組織を編成し、避難経路、避難方法等を訓練、検証することは重
要です。
避難組織を編成されている病院のうち、79.8%が水防法上の自衛水防組織を編成しています。
前述の「2 避難確保計画に関する質疑回答事項」で記載しましたが、病院は自衛水防組織編成が義
務とはされていませんが、患者の安全を確保するうえで、組織の設置が有効であり施設規模や運営状
況等を踏まえて編成を判断することと解されています。

イ)避難方法
屋内における避難に際し、EV 使用を想定している病院が58.5%あります。避難に際しての患者の
安全、避難誘導の負担等を勘案するとEV 使用は効果的です。浸水等風水害時の使用ですので、停電
等も考慮し、EV 使用を前提とした避難については、早期の避難開始時期を検討するのが妥当と思い
ます。

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