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病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版- (77 ページ)

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出典情報 病院等における風水害BCPガイドライン-補遺・改訂版-(9/2)《日本病院会》
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ウ 揚水ポンプ設置室の防水化と防水性能を有する揚水ポンプの導入
貯水槽水道の場合、揚水ポンプで高架水槽に水道水を送り、高架水槽から建物内に給水されます。
揚水ポンプは地上設置(機械室内等)がほとんどですので浸水危険があり、浸水防止対策として、揚
水ポンプ設置室の防水化若しくは防水性能を有する揚水ポンプを導入する方法があります。

(出典:株式会社総合施設管理ホームページ)
https://www.sougou-gfm.co.jp/encyclopedia/?p=3499

4.下水道
( 1 ) 下水道ライフライン途絶時の下水機能確保対策
前述の「Ⅵ 病院建物浸水防止対策(病院BCP ハード対策)
」で説明した「防災拠点等となる建築
物に係る機能継続ガイドライン(新築版+追補版)
(以下「機能継続ガイドライン」という。
) 8.2
ライフラインの途絶等に対応した建築設備の機能確保」では、下水道途絶時において防災拠点建築物
に必要な排水機能等を確保するための方法として以下の設備等を例示しています。
① 排水機能の維持(排水の一時貯留、再利用、浄化槽の活用等
・BCP 新築事例病院として紹介した病院では、常時使用の排水貯留槽は3 日分を一時貯留可能な容
量となっており、さらに緊急排水槽でトイレ排水を3 日分一時貯留可能となっています。
使用する雑用水は、高架水槽の貯留水を活用可能なように配管し、かつ付近の河川からの水を浄化
して雑排水として活用するための可搬式揚水ポンプを備えています。

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