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資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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具体的な研究内容等
• 従来、新興国等を対象とし研究開発を推進してきたが、実際に採択された課題において、対象国はアジア諸国のみであった。
• 近年、急増する人口や堅調な経済成⾧などを背景としてアフリカに世界が注目しており、我が国も令和元年6月に健康・医療戦略推進本部
で「アフリカ健康構想基本方針」を打ち出し同構想の推進に向けた様々な事業を実施している。
• その一環としてこれまでにケニアやザンビア等、アフリカ6カ国とヘルスケア・健康分野における協力覚書(MOC)を締結し、アフリカにおける我が
国の医療の展開に資する環境の整備に取り組んできた他、令和4年8月には、日本政府主導のアフリカ経済開発に関する国際会議「第8回
TICAD」も開催され日・アフリカ間の具体的な協力取り組みが議論される予定となっている。
課題・背景
• こうした背景を踏まえ、本研究事業においても、アフリカ地域固有のニーズを踏まえた製品の研究開発を促進し、同地域における公衆衛生上の
課題を解決すると同時に、日本医療機器メーカーのアフリカへの進出を後押しするだけでなく、アフリカにおけるUHCの実現に貢献する。
令和5年度研究の概要(代表的な課題)
研究の成果・活用
公募研究の例を示す。
① (新規)アフリカ地域固有のニーズを踏まえた製品の研究開発を推進 ※2件程度を予定
② (継続)アジアなど新興国等を対象にデザインアプローチ等を活用し相手国ニーズを踏まえた
製品の研究開発を行う(最⾧3年)
研究事例1:スマートアイカメラを用いた予防可能な失明と視力障害の根絶方法開発
• これまで眼科医療にアクセスできないまま白内障などの眼科疾患により失明・視覚障害に
陥っている貧困層の患者に対してスマーホンカメラを利用した眼科診療を実現する
研究事例2:新型コロナウイルス変異株RNA検出システムの開発と性能評価
• 現状、設備が整った大規模病院においてしか対応ができないCOVID変異株検出につい
て核酸抽出から増幅検出までがセットになったキットを開発する事で、小規模病院等にお
いてもその場で迅速且つ安全にCOVID変異種ウイルスの検出ができる環境を実現
※この他、1件を実施継続、更に令和4年度に新たに2~3件新規で公募予定
• アフリカを対象とした研究課題を推進する事で、アフリカ
健康構想基本方針における「アフリカ固有の課題を念
頭に置いた持続可能なヘルスケアの構築」に貢献する。
• 研究実施対象地域を、アジアに加えてアフリカ地域へ
拡大する事で、アフリカの実情やニーズの把握・現地
ネットワーク構築など開発サポート機関の支援能力・体
制強化につなげる。
• 研究成果を事業説明会や成果報告会で報告し本事
業の周知を図るとともに、研究によって得られた成果お
よび知見(例:国毎・分野毎に中核となる病院や
キーパーソンの情報、相手国における独特のニーズや
課題等)事例集等として纏め展開する。
• デザインアプローチを体得する企業向けのセミナーを引
き続き実施し、日本の医療機器メーカーの開発途上
国・新興国等における現地ニーズに沿った製品の研究
開発能力の向上と、海外での事業展開へ活用
• 開発サポート機関により構築された持続的な開発事
業者支援プログラムの実践を行う。
相手国のニーズを踏まえた製品の研究開発を行い、医療技術等の実用化を促進
期待されるアウトプット(左)、アウトカム(右)
○医療機器の開発に関する指標
• クラスⅢ・Ⅳ医療機器の開発を計画する採択課題の割合25%
への貢献
○医療機器の開発に関する指標
• クラスⅢ・Ⅳ医療機器の薬事承認件数への貢献
• 研究成果を活用した臨床試験・治験への移行状況への貢献
○製品導入による定性的効果
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• 従来、新興国等を対象とし研究開発を推進してきたが、実際に採択された課題において、対象国はアジア諸国のみであった。
• 近年、急増する人口や堅調な経済成⾧などを背景としてアフリカに世界が注目しており、我が国も令和元年6月に健康・医療戦略推進本部
で「アフリカ健康構想基本方針」を打ち出し同構想の推進に向けた様々な事業を実施している。
• その一環としてこれまでにケニアやザンビア等、アフリカ6カ国とヘルスケア・健康分野における協力覚書(MOC)を締結し、アフリカにおける我が
国の医療の展開に資する環境の整備に取り組んできた他、令和4年8月には、日本政府主導のアフリカ経済開発に関する国際会議「第8回
TICAD」も開催され日・アフリカ間の具体的な協力取り組みが議論される予定となっている。
課題・背景
• こうした背景を踏まえ、本研究事業においても、アフリカ地域固有のニーズを踏まえた製品の研究開発を促進し、同地域における公衆衛生上の
課題を解決すると同時に、日本医療機器メーカーのアフリカへの進出を後押しするだけでなく、アフリカにおけるUHCの実現に貢献する。
令和5年度研究の概要(代表的な課題)
研究の成果・活用
公募研究の例を示す。
① (新規)アフリカ地域固有のニーズを踏まえた製品の研究開発を推進 ※2件程度を予定
② (継続)アジアなど新興国等を対象にデザインアプローチ等を活用し相手国ニーズを踏まえた
製品の研究開発を行う(最⾧3年)
研究事例1:スマートアイカメラを用いた予防可能な失明と視力障害の根絶方法開発
• これまで眼科医療にアクセスできないまま白内障などの眼科疾患により失明・視覚障害に
陥っている貧困層の患者に対してスマーホンカメラを利用した眼科診療を実現する
研究事例2:新型コロナウイルス変異株RNA検出システムの開発と性能評価
• 現状、設備が整った大規模病院においてしか対応ができないCOVID変異株検出につい
て核酸抽出から増幅検出までがセットになったキットを開発する事で、小規模病院等にお
いてもその場で迅速且つ安全にCOVID変異種ウイルスの検出ができる環境を実現
※この他、1件を実施継続、更に令和4年度に新たに2~3件新規で公募予定
• アフリカを対象とした研究課題を推進する事で、アフリカ
健康構想基本方針における「アフリカ固有の課題を念
頭に置いた持続可能なヘルスケアの構築」に貢献する。
• 研究実施対象地域を、アジアに加えてアフリカ地域へ
拡大する事で、アフリカの実情やニーズの把握・現地
ネットワーク構築など開発サポート機関の支援能力・体
制強化につなげる。
• 研究成果を事業説明会や成果報告会で報告し本事
業の周知を図るとともに、研究によって得られた成果お
よび知見(例:国毎・分野毎に中核となる病院や
キーパーソンの情報、相手国における独特のニーズや
課題等)事例集等として纏め展開する。
• デザインアプローチを体得する企業向けのセミナーを引
き続き実施し、日本の医療機器メーカーの開発途上
国・新興国等における現地ニーズに沿った製品の研究
開発能力の向上と、海外での事業展開へ活用
• 開発サポート機関により構築された持続的な開発事
業者支援プログラムの実践を行う。
相手国のニーズを踏まえた製品の研究開発を行い、医療技術等の実用化を促進
期待されるアウトプット(左)、アウトカム(右)
○医療機器の開発に関する指標
• クラスⅢ・Ⅳ医療機器の開発を計画する採択課題の割合25%
への貢献
○医療機器の開発に関する指標
• クラスⅢ・Ⅳ医療機器の薬事承認件数への貢献
• 研究成果を活用した臨床試験・治験への移行状況への貢献
○製品導入による定性的効果
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