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資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html |
出典情報 | 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》 |
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「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集事業
令和5年度要求額
事業概要(背景・目的)
136,717千円
PJ(モダリティ)区分
「統合医療」については、多種多様であり、科学的根拠が乏しいものが含まれているとの指摘もあることから、これまでも
厚生労働科学研究費等において、実態の把握と新たな知見の創出のための研究が進められてきた。統合医療とは「近代
西洋医学を前提として、これに相補・代替療法や伝統医学などを組み合わせてさらに QOL(Quality of Life:生活の質)を
向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」(平成24年3月『「統合医
療」のあり方に関する検討会』 )と位置付けられている。統合医療は、その療法は多種多様であるがゆえに、患者・国民
や医療界において未だ共通認識が確立していない状況にあるため、安全性・有効性等に関する科学的知見の集積を図り、
必要な情報を広く発信し、患者・国民及び医療者が各種療法を適切に選択できるようにすることなどが求められている。
本事業において、統合医療について、国民及び医療従事者の健康保持や疾病治療・予防の選択肢を増やし、医療の質
の向上をはかることを目的として、統合医療における漢方、鍼灸及び各種療法に関する各研究を推進することによって、
安全性・有効性等の観点から科学的根拠に基づく新たな質の高い臨床研究への展開に資する知見を創出し、将来的に
患者・国民及び医師などに還元することを目標とする。
医薬品
医療機器・ヘルスケア
再生・細胞医療・遺伝子治療
ゲノム・データ基盤
疾患基礎研究
シーズ開発・研究基盤
計
要求額
(千円)
0
0
0
136,717
0
0
136,717
令和5年度概算要求のポイント
令和5年度においては、これまでの研究開発課題について、引き続き推進するとともに、
【継続研究課題のうち優先的に推進するもの】
これまで基礎研究課題に関して若手研究者への支援を行ってきたが、次世代の統合医療領域の研究開発の人材の育成・確保と、新たな発想による研究開発の
活性化のため、臨床研究課題等においても「若手育成枠」を設定する。また、新型コロナウイルス感染症後症候群による罹患後症状の持続、社会全体の生産性
の低下が問題となっているため、漢方や鍼灸および各種療法の介入による症状緩和等に関する有効性・安全性の検証について、さらに推進する。
【新規研究課題として推進するもの】
これまで漢方、鍼灸および各種療法では、主に対面による治療介入が行われてきたが、社会・医療の情勢やニーズ等の変化に対応し、これまでに蓄積されてい
ないオンライン形式等の非接触の介入に関してエビデンスの構築を目的とし、また、患者の試験参加の負担軽減や利便性の向上のため、Decentralized Clinical
Trial(分散化臨床試験)の手法を取り入れたプロトコール研究や臨床研究などを推進する。それにより、科学的根拠の収集と知見の創出を効率的に行い、効果的
に研究開発を推進する研究方法を検討していく。また、①これまで「『統合医療』の国際標準化などの基盤整備に関する研究」で得られた成果等について、体系化
や更なる活用・普及の方法を検討するとともに、②ICD-11等の漢方・鍼灸等にも関連する国際的に標準化されたコード等を用いることにより、統合医療に関する正
確な有効性の測定や効果修飾因子の特定に向けて、より精緻化された臨床研究デザインの研究開発課題を検討することなどによって、効果的かつ持続可能な
科学的根拠の収集と知見の創出の体制強化を推進する。
これまでの成果概要等
厚労省「統合医療」情報発信サイト(e-JIM)への科学的根拠資料の公表
「「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集研究事業(AMED)」
【研究開発成果報告書の公表】
平成28 平成29 平成30 令和元 令和2 令和3 令和4
年度
(予定)
件数
12
15
15
11
13
13
(13)
【ゲノム・データ基盤】
<アウトプット>
・非臨床POCの取得件数(令和2~3年度) 0件
・臨床POCの取得件数(令和2~3年度) 0件
<アウトカム>
・臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数(令和2~3年度) 1件
<モニタリング>
・研究成果の科学誌(IF5未満等の他の科学誌)への論文掲載状況(管理目標)
83
令和5年度要求額
事業概要(背景・目的)
136,717千円
PJ(モダリティ)区分
「統合医療」については、多種多様であり、科学的根拠が乏しいものが含まれているとの指摘もあることから、これまでも
厚生労働科学研究費等において、実態の把握と新たな知見の創出のための研究が進められてきた。統合医療とは「近代
西洋医学を前提として、これに相補・代替療法や伝統医学などを組み合わせてさらに QOL(Quality of Life:生活の質)を
向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合により多職種が協働して行うもの」(平成24年3月『「統合医
療」のあり方に関する検討会』 )と位置付けられている。統合医療は、その療法は多種多様であるがゆえに、患者・国民
や医療界において未だ共通認識が確立していない状況にあるため、安全性・有効性等に関する科学的知見の集積を図り、
必要な情報を広く発信し、患者・国民及び医療者が各種療法を適切に選択できるようにすることなどが求められている。
本事業において、統合医療について、国民及び医療従事者の健康保持や疾病治療・予防の選択肢を増やし、医療の質
の向上をはかることを目的として、統合医療における漢方、鍼灸及び各種療法に関する各研究を推進することによって、
安全性・有効性等の観点から科学的根拠に基づく新たな質の高い臨床研究への展開に資する知見を創出し、将来的に
患者・国民及び医師などに還元することを目標とする。
医薬品
医療機器・ヘルスケア
再生・細胞医療・遺伝子治療
ゲノム・データ基盤
疾患基礎研究
シーズ開発・研究基盤
計
要求額
(千円)
0
0
0
136,717
0
0
136,717
令和5年度概算要求のポイント
令和5年度においては、これまでの研究開発課題について、引き続き推進するとともに、
【継続研究課題のうち優先的に推進するもの】
これまで基礎研究課題に関して若手研究者への支援を行ってきたが、次世代の統合医療領域の研究開発の人材の育成・確保と、新たな発想による研究開発の
活性化のため、臨床研究課題等においても「若手育成枠」を設定する。また、新型コロナウイルス感染症後症候群による罹患後症状の持続、社会全体の生産性
の低下が問題となっているため、漢方や鍼灸および各種療法の介入による症状緩和等に関する有効性・安全性の検証について、さらに推進する。
【新規研究課題として推進するもの】
これまで漢方、鍼灸および各種療法では、主に対面による治療介入が行われてきたが、社会・医療の情勢やニーズ等の変化に対応し、これまでに蓄積されてい
ないオンライン形式等の非接触の介入に関してエビデンスの構築を目的とし、また、患者の試験参加の負担軽減や利便性の向上のため、Decentralized Clinical
Trial(分散化臨床試験)の手法を取り入れたプロトコール研究や臨床研究などを推進する。それにより、科学的根拠の収集と知見の創出を効率的に行い、効果的
に研究開発を推進する研究方法を検討していく。また、①これまで「『統合医療』の国際標準化などの基盤整備に関する研究」で得られた成果等について、体系化
や更なる活用・普及の方法を検討するとともに、②ICD-11等の漢方・鍼灸等にも関連する国際的に標準化されたコード等を用いることにより、統合医療に関する正
確な有効性の測定や効果修飾因子の特定に向けて、より精緻化された臨床研究デザインの研究開発課題を検討することなどによって、効果的かつ持続可能な
科学的根拠の収集と知見の創出の体制強化を推進する。
これまでの成果概要等
厚労省「統合医療」情報発信サイト(e-JIM)への科学的根拠資料の公表
「「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集研究事業(AMED)」
【研究開発成果報告書の公表】
平成28 平成29 平成30 令和元 令和2 令和3 令和4
年度
(予定)
件数
12
15
15
11
13
13
(13)
【ゲノム・データ基盤】
<アウトプット>
・非臨床POCの取得件数(令和2~3年度) 0件
・臨床POCの取得件数(令和2~3年度) 0件
<アウトカム>
・臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数(令和2~3年度) 1件
<モニタリング>
・研究成果の科学誌(IF5未満等の他の科学誌)への論文掲載状況(管理目標)
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