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資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (86 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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医工連携・人工知能実装研究事業
事業概要(背景・目的)
AIの活用が期待される健康・医療分野において、膨大なデータを収集、解析し、個々に最適な健康管
理・診療・ケアを実現するためには、アカデミアのみならず、産業界等と連携したシステム開発が必要であ
る。「AI 戦略2019」(令和元年6月11日統合イノベーション戦略推進会議決定)において、厚労省が取り組
むべき施策の一つに「AIを活用した病気の早期発見・診断技術の開発」が挙げられている。 「保健医療
分野AI開発加速コンソーシアム 議論の整理と今後の方向性」(令和元年6月28日)において、AI開発を
進めるべき領域を重点6領域の1つとして「介護・認知症」の領域が選定され、本事業では、特に客観的
な評価指標が乏しい精神及び神経・筋疾患の早期診断を目的としたAI技術の開発を支援している。

令和5年度要求額
PJ(モダリティ)区分
医薬品
医療機器・ヘルスケア
再生・細胞医療・遺伝子治療
ゲノム・データ基盤
疾患基礎研究

718,780千円
要求額
0
0
0
718,780
0

シーズ開発・研究基盤


0
718,780

また、AI戦略2021(令和3年6月11日総合イノベーション戦略推進会議決定)では、「AIを活用した医療
機器やテレメディシン・サービス(D to D)の開発、及びその評価等、社会実装に向けた基盤整備」も取り
組むべき施策として挙げられている。今後の高齢化率の上昇に対し、医療ニーズの増加が見込まれる一
方で、専門診療に対応可能な医療従事者の不足が予想されており、医療従事者の負担の増大等の観点
から、オンラインやAI等を用いたD to Dの遠隔診療体制へのニーズが増している。また、昨今の新型コロ
ナウイルス感染症の急速な拡大の観点からも、遠隔診療の基盤整備の重要性が再認識されたところで
あり、様々な疾患の診療において、遠隔においても専門診療が可能なD to Dの診療体制を構築するため、
適切な診療提供と医療従事者の負担軽減に繋げるための医工連携によるAI技術開発、および開発され
たAI技術を実装するための基盤整備が求められる。

令和5年度概算要求のポイント
○ 令和3年度から、精神疾患及び神経・筋疾患において、個人の健康・医療分野における、検査データ(画像・血液・脳波等)と、デジタルフェノタイ
ピングデータ(発話・表情・動作・重心・位置情報等)を組み合わせた解析を行い、身体所見等と合わせて診断に用いることで、早期診断が可能とな
るAI技術を活用した医療機器プログラム等の研究開発を開始している。当該医療機器プログラム等の薬事承認を目指して、引き続き支援する。【継
続】
○ 令和4年度から、様々な疾患の診療において、遠隔においても専門診療が可能なD to Dの診療体制を構築するため、適切な診療提供と医療従
事者の負担軽減に繋げるための医工連携によるAI技術開発、および開発されたAI技術を実装するための基盤整備研究を開始している。どの病院で
も安心して最先端・最適な医療を継続して提供できるよう、当該研究成果の社会実装を目指して、引き続き支援する。【継続】

これまでの成果概要等
【ゲノム・データ基盤】
<アウトプット> 論文数 - (令和3年度開始事業)

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