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資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (78 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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具体的な研究内容等

1. B型肝炎創薬実用化等研究事業

肝炎研究推進戦略に基づき実施する。肝炎に関する基礎、臨床及び疫学研究等を総合的に推進し、特にB型肝炎の治療に係る医薬品の開発等に係る研究を促進する。

課 題: B型肝炎は、
(1) C型肝炎と比較してインターフェロン治療の成績が低い。
(2) 核酸アナログ製剤ではB型肝炎ウイルス(HBV)を完全に排除することは難しく、継続投与により薬剤耐性の出現や副作用のリスクがある。
目 的: B型肝炎の画期的な新規治療薬の開発
基盤技術の開発を含む創薬研究や、治療薬としての実用化に向けた臨床研究等を総合的に推進する。
開始時の状況: ●培養細胞等の実験基盤が確立されていない ●ウイルスの増殖機構が解明されていない ●肝硬変、肝がんへの病態の推移を再現するモデルがない
研究課題(H24~28): ①化合物の探索 ②ウイルス因子の解析 ③宿主因子の解析 ④実験手段の開発 ⑤完全排除を目指した研究

R4年度までの成果のまとめ
● ウイルスが感染する培養細胞、動物モデル等の実験基盤の確立
● 新規治療法の開発に向けたゲノム編集に資する新規技術の開発
● 肝障害進展への自然免疫の関与の解析
● 新規治療薬の開発に向け複数の薬剤ターゲット候補及びシーズの同定

基盤技術の開発・充実

R4年度~R6年度の研究概要
・ ウイルス生態の解明に資する研究
・ ウイ ルスの感染・増殖に関わる宿主防御機構の解析に資する研究
・ ウイルス持続感染実験モデルを用いた病態解明及び新しい
治療法の開発に資する研究
・ 新規治療薬シーズの探索に資する研究
【疾患基礎】
・ 新規技術を用いた根治を目指す治療法の開発に資する研究
【医薬品】
・ 実用化に向けたB型肝炎治療法の開発に資する研究

○基盤技術の更なる進展
・ウイルスの感染複製機構の解析、宿主感染防御系の
解析
・効率かつ再現性の優れた実験系への改良
○候補化合物をスクリーニングし、順次、候補化合物の
評価・最適化
○前臨床試験の実施

1件の
企業導出
又は
臨床試験の開始

R6年度までに期待されるアウトプット、アウトカム
【医薬品】
<アウトプット>
・非臨床POCの取得件数 1件
<アウトカム>
・薬事承認件数(新薬、適応拡大) 1件

【疾患基礎】
<アウトプット>
・研究成果のインパクトファクター5以上の科学誌への論文掲載 35件
<アウトカム>
・シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数 1件

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