よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

具体的な研究内容等

推進枠

要求枠

1.日米医学協力計画を基軸としたアジア地域等にまん
延する疾病等に関する研究 (各専門部会による研究)

2.若手・女性育成のための日米共同研究公募

各専門部会による米国・アジアと連携した国際共同研究

 U.S.-Japan Cooperative Medical Sciences Program
Collaborative Awards, 2023

・エイズ: COVID-19の流行に伴うHIVへの影響等



若手や女性の研究者育成を目指す共同研究公募。日米医学協力計画の枠内で、
日米及びアジア地域の研究者が協力し、アジア地域にまん延する感染症に関す
る研究を推進。

・肝炎: アジアにおけるB型肝炎新規治療法の開発等



日米、米亜、日米亜のチームが提案(AMEDは日本サブチームと契約)。

・寄生虫疾患:マラリアワクチン、住血吸虫症の診断法の開発等



日米サブチームの両方で、若手または女性研究者がサブチームの研究開発代表
者となる



研究期間:2年間、研究費:1チームで総額6万ドル (2年合計)



採択予定数:新規採択課題数,継続課題数併せて12課題程度



公募対象分野: 感染性疾患全般、感染症関連がん(米側と調整中)

・急性呼吸器感染症: ワクチン疫学、AMRの研究等
・コレラ・細菌性腸管感染症:腸炎ビブリオ、赤痢菌の研究等

・栄養・代謝: アジアの生活習慣病、栄養状態の評価法の開発等
・抗酸菌症:罹患感染組織の構造解析、新規抗結核薬の開発等
・がん: HPV関連がん、感染症関連がんの要因解明等
(・免疫:文科省予算で実施)
第24回EID国際会議 (汎太平洋新興・再興感染症
国際会議・それに引き続く専門部会会議)開催
ウイルス分野
e-ASIA, J-Grid等の拠点との連携を模索

 若手研究者育成をテーマにネットワーキングの機会のための
ワークショップを開催
若手・女性育成のための日米共同研究公募の
採択課題の成果報告も併せて実施

期待されるアウトプット、アウトカム
(アウトプット)
 培った協力関係を基盤に、新興・再興感染症の世界的流行に即時に対応するためのタイムリーな情報共有や、国際共同研究を開始できる。
 若手・女性研究者育成共同研究プログラムにおいては、将来的に著しい成果が得られる可能性のある研究については、AMED研究における他の
統合プロジェクトへの導出につなげる等の成果を得ることができる。
(アウトカム)
 アジアで蔓延する感染症等の新しい診断法や検査方法の開発などを含む本研究事業の成果は、FAOやWHOの国際機関の推薦する世界標準法
として活用されることが期待でき、国際的なプレゼンスの向上にも寄与するもの。
 また、若手・女性研究者育成共同研究プログラムにおいては、上記に加え、日米の研究者間の将来にわたる関係構築をも目的としており、国際
的な感染症の疾病発生時における迅速な対応等が可能となる協力関係は大きな活用手段となる。
51