よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (56 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業
事業概要(背景・目的)
本研究事業では、経済財政運営と改革の基本方針2021や健康日本21(第二次)、循環器病対策基本
法等で掲げられている「健康寿命の延伸」を目標に、栄養・食生活、身体活動・運動、休養・睡眠、飲酒、
喫煙及び歯・口腔の健康等の生活習慣や健診・保健指導、さらには、生活習慣病の病態解明や治療法
の確立、生活習慣病患者の生活の質の維持・向上等、幅広いテーマを対象に、がん以外の生活習慣病
の新たな対策に直結する研究開発を「健康増進・生活習慣病発症予防分野」と「生活習慣病管理分野」
に整理し、推進している。

令和5年度概算要求のポイント

令和5年度要求額
PJ(モダリティ)区分
医薬品
医療機器・ヘルスケア
再生・細胞医療・遺伝子治療
ゲノム・データ基盤
疾患基礎研究

910,720千円
要求額
0
62,110千円
0
440,555千円
408,055千円

シーズ開発・研究基盤


0
910,720千円

栄養、運動、睡眠、たばこ等健康づくりの基礎要素について、ライフステージを意識した新たな知見の収集、生活習慣病発症
や重症化に関する病態解明やバイオマーカーの探索等の研究をすすめるとともに、新たに、生活習慣病対策を担う保健・医療
の現場におけるAIやICT等の新技術の導入等にかかる研究をすすめ、より効果的な生活習慣病対策をモダリティごとに開発す
る。
本年度は、医療分野研究開発推進計画(第2期)に従い、生活習慣病等の予防のための行動変容を促すデバイス・ソフトウェ
アの開発、個人に最適な糖尿病等の生活習慣病の重症化予防方法及び重症化後の予後改善、QOL向上等に資する研究開発、
AI等を利用した生活習慣病の発症を予防する新たな健康づくりの方法の確立、循環器病の病態解明や革新的な予防、診断、
治療、リハビリテーション等に関する方法に資する研究開発を推進する。

これまでの成果概要等
【ゲノム・データ基盤PJ】
・ 「糖尿病性腎症、慢性腎臓病の重症化抑制に資する持続的・自立的エビデンス創出システムの構築と健康寿命延伸・医療最適化への貢献」
(令和2~4年度:継続)において、SGLT2阻害薬は蛋白尿の有無に関わらず、糖尿病患者における腎保護効果があることを見いだした。
<アウトプット> IF5以上の論文掲載件数(令和2~3年度) 14件
【疾患基礎研究PJ】
・ 「東アジア特有の高血圧・脳梗塞リスクRNF213p.R4810K多型の迅速判定法の確立と判定拠点の構築」(令和元年~3年度:終了)において、
RNF213.R4810K多型保有者は、脳卒中治療時の再閉塞率の危険性が有意に高まり、遺伝子診断の有用性を示した。
・ 「DNA損傷応答・核形態の機械学習による心不全の予後・治療応答予測モデルの構築」(令和元年~3年度:終了)において、心不全患者の予
後や治療応答性を高精度で予測する手法を開発した。
<アウトプット> IF5以上の論文掲載件数(令和2~3年度) 40件

55