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資料1-2 令和5年度研究事業実施方針(案)の概要【AMED研究】 (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26761.html
出典情報 厚生科学審議会科学技術部会(第130回 7/14)《厚生労働省》
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期待されるアウトプット、アウトカム
【アウトプット】
○新規ワクチン・治療薬の開発に関する研究
ワクチンの進展によりHIV感染抑制・複製制御に結びつく機能的抗体の誘導法の開発に繋げる。また、HIVの治癒に向けた新規免疫療法の基
盤技術の開発に繋げる。
○HIV感染の機構解明に関する研究
HIV感染、複製、増殖機構を解明し、ウイルスの感染予防、治療につながる成果を獲得する。
○医薬品シーズ探索に関する研究
作用機序解明と物質改善を進め、より優れた抗HIV物質を創出する。また、創薬シーズ創出の情報・論理・技術基盤を強化し、新しい候補物質
の同定に繋げる。
○持続感染動物モデル開発に関する研究
HIV感染症の根治療法に関する前臨床評価による有効性評価、問題点や至適条件の抽出、それらに基づく最適化等を評価するための動物モ
デルを構築する。
○HIV関連病態解明と治療法開発に関する研究
HIV関連病態解明の発症機序の解明、疫学的検討を行うとともに新たな予防法及び治療法を開発する。また肝硬変等のHIV感染合併症を標的
とする治療薬を開発する。
(令和7年度までに研究成果のインパクトファクター5以上の科学誌への論文掲載 50件)

【アウトカム】
○新規ワクチン・治療法開発では、予防HIVワクチン実用化により、世界のHIV感染拡大抑制を介して、HIV流行抑制に貢献する。
○遺伝子編集技術による血友病治療法の創出により、小児期からの製剤投与が不要となり、高額医療費の問題が解決するとともに、患者の
QOLが改善する。また、肝臓の線維化を改善させることにより肝予備能の改善、非代償性肝硬変への進行の抑制、肝がんの発症予防が期待さ
れる。さらに非代償性肝硬変に進行している場合でも、蛋白質合成能などの肝機能を改善できれば、合併症の軽減、予後の延長が可能となる。
○HIV根治を目的とした医薬品開発研究において、駆逐を可能とする抗HIV併用療法の実用化がされた場合、治療終了後は抗ウイルスの服用
を中止することができ、QOLの向上とエイズ患者の一人あたりの医療費の大幅な削減に繋がる。
(令和7年度までにシーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出 1件)

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