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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針においても電磁的同意(eConsent)に係る規
定が設けられたことを受け、デジタル技術を活用した研究手法(eConsent、データ取得(病院
や介護施設等における生体認証技術[顔認証技術等]や位置測位技術の活用に基づくデータの
二次利用)等)における ELSI の抽出及び対応策に関する検討を行う。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
・「ゲノム情報がもたらす社会的不利益の明確化とその対応策の検討のための研究」
昨今、全ゲノム解析等実行計画などのゲノム医療や研究の発展が進む中、検査によって判明
する遺伝性疾患等に係るゲノム情報は、その利活用により、検査者本人の医療の質の向上に寄
与することが期待される一方で、検査者本人及び家族が雇用、就学等の場面において差別的取
扱いを受ける可能性について懸念する声がある。他方、このような懸念からゲノム情報の利活
用が回避されることによってゲノム医療推進の妨げとなる可能性も指摘されている。海外にお
いては各国の法体系の下、ゲノム情報に基づく差別の禁止や、ゲノム情報の利用を制限しなが
ら、適切な利活用を推進する方策が試みられており、我が国においても、適切な利活用の推進
と不当な利活用の防止のバランスを保つよう、求められるべき対応等の整理に関する検討を進
める。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
・ゲノム分野においては、研究事業の成果を踏まえ、現在進行中の全ゲノム解析等実行計画な
どのゲノム医療に活用する。
・AI 分野においては、内閣府を中心に関係省にて策定された「人間中心の AI 社会原則」が平
成 31 年3月に公開され、同年8月には総務省が「AI 利活用ガイドライン」を公開した。ま
た、令和2年度から内閣府において人間中心の AI 社会原則会議が再開し、AI の倫理に関する
議論が国内外で活発に行われている。eConsent 等のデジタル技術を活用した研究手法におけ
る ELSI の抽出及び対応策の提言によりイノベーション推進に資すること、国内外の ELSI の
議論の動向の分析により国際調和を意識した議論(保健医療分野 AI 開発加速コンソーシアム
など)に資することが想定される。
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定が設けられたことを受け、デジタル技術を活用した研究手法(eConsent、データ取得(病院
や介護施設等における生体認証技術[顔認証技術等]や位置測位技術の活用に基づくデータの
二次利用)等)における ELSI の抽出及び対応策に関する検討を行う。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
・「ゲノム情報がもたらす社会的不利益の明確化とその対応策の検討のための研究」
昨今、全ゲノム解析等実行計画などのゲノム医療や研究の発展が進む中、検査によって判明
する遺伝性疾患等に係るゲノム情報は、その利活用により、検査者本人の医療の質の向上に寄
与することが期待される一方で、検査者本人及び家族が雇用、就学等の場面において差別的取
扱いを受ける可能性について懸念する声がある。他方、このような懸念からゲノム情報の利活
用が回避されることによってゲノム医療推進の妨げとなる可能性も指摘されている。海外にお
いては各国の法体系の下、ゲノム情報に基づく差別の禁止や、ゲノム情報の利用を制限しなが
ら、適切な利活用を推進する方策が試みられており、我が国においても、適切な利活用の推進
と不当な利活用の防止のバランスを保つよう、求められるべき対応等の整理に関する検討を進
める。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
・ゲノム分野においては、研究事業の成果を踏まえ、現在進行中の全ゲノム解析等実行計画な
どのゲノム医療に活用する。
・AI 分野においては、内閣府を中心に関係省にて策定された「人間中心の AI 社会原則」が平
成 31 年3月に公開され、同年8月には総務省が「AI 利活用ガイドライン」を公開した。ま
た、令和2年度から内閣府において人間中心の AI 社会原則会議が再開し、AI の倫理に関する
議論が国内外で活発に行われている。eConsent 等のデジタル技術を活用した研究手法におけ
る ELSI の抽出及び対応策の提言によりイノベーション推進に資すること、国内外の ELSI の
議論の動向の分析により国際調和を意識した議論(保健医療分野 AI 開発加速コンソーシアム
など)に資することが想定される。
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