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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (20 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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8.がん政策研究事業
1.研究事業の目的・目標
【背景】
がん研究については平成 26 年3月に文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3大臣確認の
もと策定された「がん研究 10 か年戦略」に加え、平成 30 年3月に「第3期がん対策推進基本
計画」が閣議決定された。
【事業目標】
「がん研究 10 か年戦略」を踏まえ、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と
協働するがん研究を念頭において、がん対策に関するさまざまな政策的課題を解決する研究を
推進する。
【研究のスコープ】
がん研究 10 か年戦略のうち下記項目を対象とする。
①充実したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究
がん患者をはじめ、家族、医療者、一般市民を含む国民全体を対象として、社会的
要因も踏まえ、精神心理的苦痛を含めた様々な問題を解決する。また、再発予防、合併症予防
を含めたがん患者の健康増進を目指す。
②がん対策の効果的な推進と評価に関する研究
患者や家族、医療従事者等のニーズと行政的ニーズの両者を適切に把握するとともに、基本計
画で求められている施策を推進するための方策を立案、実施し、評価していくことで、より効
果的ながん対策につなげる。
【期待されるアウトプット】
適切な情報発信の体制に関する研究や相談支援に関する研究、がん検診の適切な把握法及び
費用対効果、有効性評価に関する研究等を実施し、より適切ながん検診の提案等の成果を得
る。また地域包括ケアにおけるがん診療提供体制の構築、がん患者の就労継続及び職場復帰に
資する研究等を実施し、思春期・若年成人(AYA)世代のがん患者の社会的な問題を解決する
提案等の成果を得る。
【期待されるアウトカム】
AMED の「革新的がん医療実用化研究事業」から得られる成果とあわせ、がん対策推進協議
会等において報告し、政策に反映させるなど、第3期がん対策推進基本計画において3つの柱
とされている「がん予防」、「がん医療の充実」、「がんとの共生」の実現を目指す。
2.これまでの研究成果の概要
・「乳がん検診の適切な情報提供に関する研究」(令和2年度:終了)
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)の啓発のため、自治体等で活用できる
リーフレットを作成した。
・
「進行がん患者に対する効果的かつ効率的な意思決定支援に向けた研究」
(令和4年度:継続)
進行がん患者の療養に関するモバイル端末による意思決定支援プログラムを開発し、モバイ
ルアプリケーションを作成した。
・「がんリハビリテーションの均てん化に資する効果的な研修プログラムの策定のための研
究」(令和4年度:継続)
がん患者の社会復帰や社会協働という観点を踏まえ、がんのリハビリテーション研修の学習
目標を設定し、研修プログラムを見直し、e-learning システムを開発し、研修マニュアルを作
成した。
・
「がん患者に対する質の高いアピアランスケア(※)の実装に資する研究」
(令和4年度:継
続)
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1.研究事業の目的・目標
【背景】
がん研究については平成 26 年3月に文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3大臣確認の
もと策定された「がん研究 10 か年戦略」に加え、平成 30 年3月に「第3期がん対策推進基本
計画」が閣議決定された。
【事業目標】
「がん研究 10 か年戦略」を踏まえ、がんの根治・予防・共生の観点に立ち、患者・社会と
協働するがん研究を念頭において、がん対策に関するさまざまな政策的課題を解決する研究を
推進する。
【研究のスコープ】
がん研究 10 か年戦略のうち下記項目を対象とする。
①充実したサバイバーシップを実現する社会の構築をめざした研究
がん患者をはじめ、家族、医療者、一般市民を含む国民全体を対象として、社会的
要因も踏まえ、精神心理的苦痛を含めた様々な問題を解決する。また、再発予防、合併症予防
を含めたがん患者の健康増進を目指す。
②がん対策の効果的な推進と評価に関する研究
患者や家族、医療従事者等のニーズと行政的ニーズの両者を適切に把握するとともに、基本計
画で求められている施策を推進するための方策を立案、実施し、評価していくことで、より効
果的ながん対策につなげる。
【期待されるアウトプット】
適切な情報発信の体制に関する研究や相談支援に関する研究、がん検診の適切な把握法及び
費用対効果、有効性評価に関する研究等を実施し、より適切ながん検診の提案等の成果を得
る。また地域包括ケアにおけるがん診療提供体制の構築、がん患者の就労継続及び職場復帰に
資する研究等を実施し、思春期・若年成人(AYA)世代のがん患者の社会的な問題を解決する
提案等の成果を得る。
【期待されるアウトカム】
AMED の「革新的がん医療実用化研究事業」から得られる成果とあわせ、がん対策推進協議
会等において報告し、政策に反映させるなど、第3期がん対策推進基本計画において3つの柱
とされている「がん予防」、「がん医療の充実」、「がんとの共生」の実現を目指す。
2.これまでの研究成果の概要
・「乳がん検診の適切な情報提供に関する研究」(令和2年度:終了)
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)の啓発のため、自治体等で活用できる
リーフレットを作成した。
・
「進行がん患者に対する効果的かつ効率的な意思決定支援に向けた研究」
(令和4年度:継続)
進行がん患者の療養に関するモバイル端末による意思決定支援プログラムを開発し、モバイ
ルアプリケーションを作成した。
・「がんリハビリテーションの均てん化に資する効果的な研修プログラムの策定のための研
究」(令和4年度:継続)
がん患者の社会復帰や社会協働という観点を踏まえ、がんのリハビリテーション研修の学習
目標を設定し、研修プログラムを見直し、e-learning システムを開発し、研修マニュアルを作
成した。
・
「がん患者に対する質の高いアピアランスケア(※)の実装に資する研究」
(令和4年度:継
続)
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