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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (60 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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研究」、
「HIV 感染者を含む血友病患者における血管スクリーニング法と関節症進行予防のため
の止血治療の最適化に資する研究」、
「血液製剤による HIV/HCV 重複感染患者の肝移植・肝機能
に関する研究」、「非加熱血液凝固因子製剤による HIV 感染血友病等患者の長期療養体制の構
築・医療提供体制に関する患者参加型研究」、
「HIV 感染症を合併した血友病患者の救急対応の
課題解決のための研究」および「HIV 感染症及びその合併症の課題の克服するための研究」に
おいて、薬害被害者に対して適切な医療を提供できるように実施するものであり、それぞれの
地域の実情を踏まえた診療科間・施設間の連携体制を構築していく必要がある。また、薬害被
害者はそれぞれ置かれている身体的・心理的・社会的環境が大きく異なり、個別の介入を検討
する必要があることから、個別事例の課題抽出及び分析と、解決手法の検討をきめ細かく行
い、好事例及び困難事例等について広く情報共有ができるように整理する必要がある。そのた
め、各地域における個別事例を幅広く収集し、より詳細な分析を進める必要がある。
○「HIV 検査体制の改善と効果的な受診勧奨のための研究」において、医療機関や保健所等に
おける実状を踏まえつつ、より多くの HIV 感染者を発見していく必要がある。そのため、地域
での実情の把握、課題抽出を行い、新たな検査体制モデルの構築を早急に促進する必要があ
る。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
◯ 医療の提供に関する課題
一部の薬害エイズ被害者を含む HIV 感染者において、リポジストロフィーや HIV 関連認知
症等が課題となっており、エイズ非関連の悪性腫瘍の合併も新たな課題となってきた。合併症
の早期発見と早期治療が重要であり、これに対応するための研究として、合併症の早期発見及
び早期治療等に関する研究を実施するとともに、合併症等に対する先進医療等の新たな治療法
の安全性・有効性等を検証する。
◯ 疫学情報等に関する課題
国連合同エイズ計画(UNAIDS)では、ケアカスケードの各段階 9.5 割を達成することが目標
とされているが、日本ではその疫学的データが不足している。これらの数値をより正確に推計
し世界に示すとともに、我が国における施策指標の一つとして活用できるよう検証する。
◯ 発生の予防及びまん延の防止に関する課題
HIV 感染は早期診断が重要であるが、日本ではエイズを発症してから発見される者が3割で
ある。このため、医療機関を含め、検査体制の実態把握を行うとともに、MSM(男性間で性的
接触を行う者)や性風俗産業の従事者等、感染の可能性が高い集団に向けた受検勧奨の方法等
について検討する。
◯ 研究開発の推進に関する課題
有病率が高い海外で有効性が認められているハイリスク層に対する暴露後予防薬について、
有病率が低い我が国での有効性が充分明らかではない。そのため、その有効性、安全性を明ら
かにし、効果的な普及啓発の検証を行う。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
◯ HIV 感染は早期診断が重要であるが、日本ではエイズを発症してから見つかる者の割合が
3割である。このため、医療機関を含め、検査体制の実態把握を行うとともに、MSM や性風俗
産業の従事者等、感染の可能性が高い集団に対する受検勧奨の方法等について検討し今後の政
策立案に活用する。
◯ 一部の薬害エイズ被害者を含む HIV 感染者において、リポジストロフィーや HIV 関連認
知症等が課題となっており、またエイズ非関連の悪性腫瘍の合併も新たな課題となってきた。
合併症の早期発見及び早期治療等に関する研究を実施するとともに、合併症等に対する先進医
療等の新たな治療法の安全性・有効性等を検証し、今後の政策立案に活用する。
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「HIV 感染者を含む血友病患者における血管スクリーニング法と関節症進行予防のため
の止血治療の最適化に資する研究」、
「血液製剤による HIV/HCV 重複感染患者の肝移植・肝機能
に関する研究」、「非加熱血液凝固因子製剤による HIV 感染血友病等患者の長期療養体制の構
築・医療提供体制に関する患者参加型研究」、
「HIV 感染症を合併した血友病患者の救急対応の
課題解決のための研究」および「HIV 感染症及びその合併症の課題の克服するための研究」に
おいて、薬害被害者に対して適切な医療を提供できるように実施するものであり、それぞれの
地域の実情を踏まえた診療科間・施設間の連携体制を構築していく必要がある。また、薬害被
害者はそれぞれ置かれている身体的・心理的・社会的環境が大きく異なり、個別の介入を検討
する必要があることから、個別事例の課題抽出及び分析と、解決手法の検討をきめ細かく行
い、好事例及び困難事例等について広く情報共有ができるように整理する必要がある。そのた
め、各地域における個別事例を幅広く収集し、より詳細な分析を進める必要がある。
○「HIV 検査体制の改善と効果的な受診勧奨のための研究」において、医療機関や保健所等に
おける実状を踏まえつつ、より多くの HIV 感染者を発見していく必要がある。そのため、地域
での実情の把握、課題抽出を行い、新たな検査体制モデルの構築を早急に促進する必要があ
る。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
◯ 医療の提供に関する課題
一部の薬害エイズ被害者を含む HIV 感染者において、リポジストロフィーや HIV 関連認知
症等が課題となっており、エイズ非関連の悪性腫瘍の合併も新たな課題となってきた。合併症
の早期発見と早期治療が重要であり、これに対応するための研究として、合併症の早期発見及
び早期治療等に関する研究を実施するとともに、合併症等に対する先進医療等の新たな治療法
の安全性・有効性等を検証する。
◯ 疫学情報等に関する課題
国連合同エイズ計画(UNAIDS)では、ケアカスケードの各段階 9.5 割を達成することが目標
とされているが、日本ではその疫学的データが不足している。これらの数値をより正確に推計
し世界に示すとともに、我が国における施策指標の一つとして活用できるよう検証する。
◯ 発生の予防及びまん延の防止に関する課題
HIV 感染は早期診断が重要であるが、日本ではエイズを発症してから発見される者が3割で
ある。このため、医療機関を含め、検査体制の実態把握を行うとともに、MSM(男性間で性的
接触を行う者)や性風俗産業の従事者等、感染の可能性が高い集団に向けた受検勧奨の方法等
について検討する。
◯ 研究開発の推進に関する課題
有病率が高い海外で有効性が認められているハイリスク層に対する暴露後予防薬について、
有病率が低い我が国での有効性が充分明らかではない。そのため、その有効性、安全性を明ら
かにし、効果的な普及啓発の検証を行う。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
◯ HIV 感染は早期診断が重要であるが、日本ではエイズを発症してから見つかる者の割合が
3割である。このため、医療機関を含め、検査体制の実態把握を行うとともに、MSM や性風俗
産業の従事者等、感染の可能性が高い集団に対する受検勧奨の方法等について検討し今後の政
策立案に活用する。
◯ 一部の薬害エイズ被害者を含む HIV 感染者において、リポジストロフィーや HIV 関連認
知症等が課題となっており、またエイズ非関連の悪性腫瘍の合併も新たな課題となってきた。
合併症の早期発見及び早期治療等に関する研究を実施するとともに、合併症等に対する先進医
療等の新たな治療法の安全性・有効性等を検証し、今後の政策立案に活用する。
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