よむ、つかう、まなぶ。
令和5年度厚生労働科学研究の概要 (8 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3.臨床研究等 ICT 基盤構築・人工知能実装研究事業
1.研究事業の目的・目標
【背景】
健康・医療・介護・福祉分野の大規模データの分析は、医療の質の向上・均てん化や日本発
の医療技術の開発に必要なエビデンスを提供するものである。しかし、医療機関や研究機関、
行政等の個々の主体が管理するデータの互換性が十分でなく、その活用が進んでいない。
また、膨大な健康・医療分野のデータの収集・解析によって、予防・健康管理に向けた効果的な
サポートを国民が身近で受けられる環境を整備するとともに、個人に最適な健康管理・診療・ケ
アを実現する基盤を整備する必要がある。
平成 29 年より「データヘルス推進本部」、平成 30 年より「保健医療分野 AI 開発加速コンソ
ーシアム」(以下、コンソーシアム)が設置され、健康・医療・介護分野における医療情報を
連結した ICT システム構築や AI 実装に向けた取組みが進んでいる。また令和4年度には社会
実装の充実に向けて新たな AI 戦略が策定されるとともに、コンソーシアムにおいても同戦略
で設定された目標を踏まえ、保健医療分野における日本が強みを有する分野への AI の活用や
データ利活用の環境整備等について議論を行っている。これらを踏まえ、引き続き、個人情報
の保護にも配慮しつつ医療データを収集し、AI 技術等を用いた解析を通じ、医療の質の向上
に繋がる研究に取り組む必要がある。
【事業目標】
健康・医療分野における ICT インフラの整備によるデータ利活用を推進し、行政政策の科学
的根拠を得ること、及び健康・医療分野における AI 技術の活用を促進する環境を整備し、個々
人の特性に応じた適切かつ迅速な医療をスピード感を持って実現することを目標とする。
【研究のスコープ】
・医療情報を利活用するための基盤研究
・健康・医療分野における ICT・AI 技術の活用を推進するための基盤研究
【期待されるアウトプット】
・「ICT・AI 開発のためにデータを安全かつ円滑に使用できる環境整備」(①)
・「ICT・AI 技術の保健医療分野への応用及び実装」(②)
・「ICT 基盤構築と AI による、保健医療分野における教育の質の向上及び均てん化」(③)
IT 関連事業者との連携など、官民連携の体制を取り入れつつ、健康・医療分野の行政政策に
資する科学的根拠を創出する。
例)
①「保健医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備に関する研究」、
「保健医療分野
の AI 実装等データ利活用状況等についての調査研究」
②「標準化クリニカルパスに基づく、医師行動識別センサや問診 AI などの ICT を用いた医師
の業務負担軽減手法に関する研究」、「ICT と AI を用いた、患者の病院間搬送支援システム研
究開発事業」
③「ICT を利用した医学教育コンテンツの開発と活用にむけた研究」、「ICT を基盤とした卒前
卒後のシームレスな医師の臨床教育評価システム構築のための研究」
【期待されるアウトカム】
①~③の成果により
1)安全かつ円滑に ICT・AI 開発を行う環境の提供
2)医療現場における負担軽減および質の高い医療の提供
7
1.研究事業の目的・目標
【背景】
健康・医療・介護・福祉分野の大規模データの分析は、医療の質の向上・均てん化や日本発
の医療技術の開発に必要なエビデンスを提供するものである。しかし、医療機関や研究機関、
行政等の個々の主体が管理するデータの互換性が十分でなく、その活用が進んでいない。
また、膨大な健康・医療分野のデータの収集・解析によって、予防・健康管理に向けた効果的な
サポートを国民が身近で受けられる環境を整備するとともに、個人に最適な健康管理・診療・ケ
アを実現する基盤を整備する必要がある。
平成 29 年より「データヘルス推進本部」、平成 30 年より「保健医療分野 AI 開発加速コンソ
ーシアム」(以下、コンソーシアム)が設置され、健康・医療・介護分野における医療情報を
連結した ICT システム構築や AI 実装に向けた取組みが進んでいる。また令和4年度には社会
実装の充実に向けて新たな AI 戦略が策定されるとともに、コンソーシアムにおいても同戦略
で設定された目標を踏まえ、保健医療分野における日本が強みを有する分野への AI の活用や
データ利活用の環境整備等について議論を行っている。これらを踏まえ、引き続き、個人情報
の保護にも配慮しつつ医療データを収集し、AI 技術等を用いた解析を通じ、医療の質の向上
に繋がる研究に取り組む必要がある。
【事業目標】
健康・医療分野における ICT インフラの整備によるデータ利活用を推進し、行政政策の科学
的根拠を得ること、及び健康・医療分野における AI 技術の活用を促進する環境を整備し、個々
人の特性に応じた適切かつ迅速な医療をスピード感を持って実現することを目標とする。
【研究のスコープ】
・医療情報を利活用するための基盤研究
・健康・医療分野における ICT・AI 技術の活用を推進するための基盤研究
【期待されるアウトプット】
・「ICT・AI 開発のためにデータを安全かつ円滑に使用できる環境整備」(①)
・「ICT・AI 技術の保健医療分野への応用及び実装」(②)
・「ICT 基盤構築と AI による、保健医療分野における教育の質の向上及び均てん化」(③)
IT 関連事業者との連携など、官民連携の体制を取り入れつつ、健康・医療分野の行政政策に
資する科学的根拠を創出する。
例)
①「保健医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備に関する研究」、
「保健医療分野
の AI 実装等データ利活用状況等についての調査研究」
②「標準化クリニカルパスに基づく、医師行動識別センサや問診 AI などの ICT を用いた医師
の業務負担軽減手法に関する研究」、「ICT と AI を用いた、患者の病院間搬送支援システム研
究開発事業」
③「ICT を利用した医学教育コンテンツの開発と活用にむけた研究」、「ICT を基盤とした卒前
卒後のシームレスな医師の臨床教育評価システム構築のための研究」
【期待されるアウトカム】
①~③の成果により
1)安全かつ円滑に ICT・AI 開発を行う環境の提供
2)医療現場における負担軽減および質の高い医療の提供
7