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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (9 ページ)

公開元URL https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529
出典情報 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》
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3)保健医療分野における均てん化された質の高い教育の提供
ICT 技術を活用した、科学的根拠に基づく効果的な行政政策の実施が期待される。これは、デ
ータヘルス改革で目指す未来である「AI を用いた保健医療サービスの高度化・現場の負担軽
減」の達成に資するものである。
2.これまでの研究成果の概要

「AI を活用した医療機器の開発・研究におけるデータ利用の実態把握と課題抽出に資する研
究」では、AI を活用した医療機器の開発・研究において仮名加工情報を利用する場合の課題
等を整理した。(令和3年度:終了)

「ICT を利用した医学教育コンテンツの開発と活用に向けた研究」では、医師国家試験の CBT
(Computer Based Testing)化へ向けた症例をベースとしたシナリオ型教材の開発・評価によ
る医学教育における適切な評価手法や、オンライン教材の拡充に向けた検討を進めている。
(令
和3~5年度:継続)
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
なし
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
・「保健医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備に関する研究」
AI 戦略 2022 や保健医療分野 AI 開発加速コンソーシアムにおける議論を踏まえ、日本の保
健医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備、基盤構築に関わる研究を推進する。
・「保健医療分野の AI 実装等データ利活用状況等についての調査研究」
政府全体の「データ戦略」、厚生労働省の「データヘルス改革」を踏まえて、ICT・AI 技術を
用いた保健医療情報の活用の状況・将来像等を把握・分析し、保健医療分野における AI 実装
等のデータ利活用推進の方策を提案する。
・「保健医療分野における ICT・AI を活用した現場の負担軽減や医療の質の均てん化、更なる
精度向上に繋がる効率的なシステム開発と活用に向けた研究」
ICT ・AI 技術の活用により、現場の負担軽減に繋がり、効率的で質が高く均てん化された
システムを保健医療分野において幅広く提供することが期待されており、システム開発および
活用に向けた基盤を構築する。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
・「保健・医療分野における ICT・AI 開発に求められる環境整備に関する研究」については、
ICT・AI 開発のためにデータを安全かつ円滑に使用できる環境整備および基盤構築に取り組む
ことで、日本における ICT・AI 開発の加速化が期待される。
・「保健医療分野における ICT・AI を活用した現場の負担軽減や医療の質の均てん化、更なる
精度向上に繋がる効率的なシステム開発と活用にむけた研究」については、標準化されたシス
テムとして、広く医療現場において活用されることが期待される。

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