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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (74 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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・ナッジを活用した効果的な介入資材の設計、それによる行動変容への効果の検証
・高年齢労働者に配慮して職場環境を改善した事例の検証、それを踏まえたエイジフレンドリ
ーガイドラインのエッセンス版の開発、運動の実践モデルのとりまとめ
・長期の治療を要する疾患を抱える労働者の就労継続による予後指標の同定、これを用いた医
療関係者の治療と仕事の両立支援への認知及び理解の向上
【期待されるアウトカム】
・エビデンスに基づく次期労働安全衛生法等の改正、労働災害の減少
・第 14 次労働災害防止計画に基づいた取組みの推進
・働き方改革実行計画に位置づけられている「病気の治療と仕事の両立」の推進
2.これまでの研究成果の概要
○「中小企業等における治療と仕事の両立支援の取組促進のための研究(平成 31~3年度)」
・両立支援に関するコンサルテーションチームを設置し、研究に参加する中小企業や医療機関
の両立支援実務、組織運営のコンサルテーションを行った。
○「医療機関における治療と仕事の両立支援の推進に資する研究(令和2~3年度)」
・臨床医向けの両立支援診療の映像教材・啓発資料を作成した。
○「国際的な防爆規制に対する整合性確保のための調査研究(令和2~4年度)」
・現行のIEC(国際電気標準会議)防爆機器規格適合試験制度を踏まえ、有識者による委員
会を設置し、国内検定に関する提言試案を作成した。
○「アジア新興国の労働者の安全衛生の取り組み促進の支援に係るニーズ等の把握のための研
究(平成 30~2年度)」
・ベトナム及びラオスにおける労働安全衛生の法令や人材育成等の体制を明らかにし、課題に
対する支援ニーズを明確化した。
〇「芳香族アミンの膀胱に対する傷害性および発がん性における構造特性の影響(平成 30~
2年度)
」
・γ-H2AX 形成について、ラット膀胱発がん性を有する芳香族アミン 11 物質中 9 種が陽性(感
度 81.8%)、非膀胱発がん性の 14 物質中 12 種が陰性であった(特異度 85.7%)。以上の結果か
ら、γ-H2AX 免疫染色を用いた本評価手法は、芳香族アミンの膀胱傷害性・発がん性の短期ス
クリーニング評価に有用であることが示された。
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
○リスク回避行動の分析と行動支援のためのデバイス、教育等の利用推進のための研究
・
「経済財政運営と改革の基本方針 2019」を踏まえ、サービス業で増加している高齢者の労働
災害を防止するための取組を推進しており、リスク回避の認知過程の特性とリスク回避行動の
促進を支援する充実したデバイスを開発するため増額が必要である。
○テレワークの常態化による労働者の筋骨格系への影響や生活習慣病との関連性を踏まえた
具体的方策に資する研究
・
「経済財政運営と改革の基本方針 2021」にてテレワークの定着が重要視され、テレワークで
の健康確保が求められている。テレワーカーの健康状態に悪影響を及ぼす生活・運動習慣や身
体機能要因を明らかにし、テレワー健康管理に役立つ指標など、健康課題発生や労働生産性低
下の予防するための知見を早急に確立する必要がある。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
○車両系建設機械等の自動制御システム等の普及に伴う労働災害発生リスクの検討のための
研究
・車両系建設機械の自動制御システム等を対象に、当該建設機械と協働する労働者の労働災害
被災リスクを抽出・整理するとともに、そのリスクの防止対策を検討する。
○転倒リスクや腰痛リスクを可視化するアセスメントツール効果測定、及びナッジや行動心理
学的アプローチを用いた普及のための介入研究
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・高年齢労働者に配慮して職場環境を改善した事例の検証、それを踏まえたエイジフレンドリ
ーガイドラインのエッセンス版の開発、運動の実践モデルのとりまとめ
・長期の治療を要する疾患を抱える労働者の就労継続による予後指標の同定、これを用いた医
療関係者の治療と仕事の両立支援への認知及び理解の向上
【期待されるアウトカム】
・エビデンスに基づく次期労働安全衛生法等の改正、労働災害の減少
・第 14 次労働災害防止計画に基づいた取組みの推進
・働き方改革実行計画に位置づけられている「病気の治療と仕事の両立」の推進
2.これまでの研究成果の概要
○「中小企業等における治療と仕事の両立支援の取組促進のための研究(平成 31~3年度)」
・両立支援に関するコンサルテーションチームを設置し、研究に参加する中小企業や医療機関
の両立支援実務、組織運営のコンサルテーションを行った。
○「医療機関における治療と仕事の両立支援の推進に資する研究(令和2~3年度)」
・臨床医向けの両立支援診療の映像教材・啓発資料を作成した。
○「国際的な防爆規制に対する整合性確保のための調査研究(令和2~4年度)」
・現行のIEC(国際電気標準会議)防爆機器規格適合試験制度を踏まえ、有識者による委員
会を設置し、国内検定に関する提言試案を作成した。
○「アジア新興国の労働者の安全衛生の取り組み促進の支援に係るニーズ等の把握のための研
究(平成 30~2年度)」
・ベトナム及びラオスにおける労働安全衛生の法令や人材育成等の体制を明らかにし、課題に
対する支援ニーズを明確化した。
〇「芳香族アミンの膀胱に対する傷害性および発がん性における構造特性の影響(平成 30~
2年度)
」
・γ-H2AX 形成について、ラット膀胱発がん性を有する芳香族アミン 11 物質中 9 種が陽性(感
度 81.8%)、非膀胱発がん性の 14 物質中 12 種が陰性であった(特異度 85.7%)。以上の結果か
ら、γ-H2AX 免疫染色を用いた本評価手法は、芳香族アミンの膀胱傷害性・発がん性の短期ス
クリーニング評価に有用であることが示された。
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
○リスク回避行動の分析と行動支援のためのデバイス、教育等の利用推進のための研究
・
「経済財政運営と改革の基本方針 2019」を踏まえ、サービス業で増加している高齢者の労働
災害を防止するための取組を推進しており、リスク回避の認知過程の特性とリスク回避行動の
促進を支援する充実したデバイスを開発するため増額が必要である。
○テレワークの常態化による労働者の筋骨格系への影響や生活習慣病との関連性を踏まえた
具体的方策に資する研究
・
「経済財政運営と改革の基本方針 2021」にてテレワークの定着が重要視され、テレワークで
の健康確保が求められている。テレワーカーの健康状態に悪影響を及ぼす生活・運動習慣や身
体機能要因を明らかにし、テレワー健康管理に役立つ指標など、健康課題発生や労働生産性低
下の予防するための知見を早急に確立する必要がある。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
○車両系建設機械等の自動制御システム等の普及に伴う労働災害発生リスクの検討のための
研究
・車両系建設機械の自動制御システム等を対象に、当該建設機械と協働する労働者の労働災害
被災リスクを抽出・整理するとともに、そのリスクの防止対策を検討する。
○転倒リスクや腰痛リスクを可視化するアセスメントツール効果測定、及びナッジや行動心理
学的アプローチを用いた普及のための介入研究
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