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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (52 ページ)

公開元URL https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529
出典情報 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》
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和元~3年度)
医療従事者その他の関係者向けに、小児の人工内耳の適応やその前後の医療や教育に関する
科学的根拠を集約した「小児人工内耳前後の療育ガイドライン」、
「人工内耳装用の好事例集」、
及び「難聴児の保護者向けリーフレット」等を作成した。
○技術革新を視野に入れた補装具の構造・機能要件策定のための研究(令和3~4年度)
デジタル補聴援助システムについて、補装具費支給制度告示への収載にかかるデータを整理
した。
○地域特性に応じた発達障害児の多領域連携における支援体制整備に関する研究(令和3~4
年度)
発達障害児の地域支援に関するシステムモデルの整理として、基礎自治体のヒアリングを実
施し、医療・母子保健・児童福祉・障害福祉・特別支援教育の領域ごとに現行法制度を最大限
活用した場合の支援サービスマップ作成に向けた検討を進めている。
○地域精神保健医療福祉体制の機能強化を推進する政策研究(令和元~3年度)
地域精神保健医療福祉制度の充実を図るにあたり、精神障害者が地域で安心して自分らしく
生活できるようにするため、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築の好事例につい
て自治体や医療機関へのヒアリングを実施し、好事例分析に基づき、地域包括ケアシステム構
築のための手引きの改訂作業を行った。
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
○療育手帳の交付判定及び知的障害に関する専門的な支援等に資する知的能力・適応行動の評
価手法の開発のための研究
令和3年 12 月社会保障審議会障害者部会「障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しに
ついて(中間整理)」において、療育手帳に関して幅広く調査研究を続けるべきであると指摘
されたこと、令和4年通常国会において「療育手帳制度について早急に全国統一的な運用を行
うべきである」と指摘されていることを踏まえ、開発した知的能力・適応行動の評価手法につ
いて、実事例を用いて検証を行い、既存の評価手法との相違、国際基準との整合性、使いやす
さ等の観点から検証し、改善点を明らかにする研究を優先的に推進する。
○補装具費支給制度等におけるフォローアップ体制の有効性検証のための研究
公的機関、医療機関、補装具製作事業者による補装具支給とフォローアップ、利用者自身に
よる自己チェックとメンテナンスについての方策を提示することで、地域格差が小さくなり、
障害者の社会参加の促進、日常生活活動の向上に役立つとともに公費の効率的運用にもつなが
ることから、優先的に推進する。
○障害者の支援機器開発における開発支援体制ネットワークモデルの構築のための研究
支援機器開発企業等が一連の開発プロセスで生じた課題解決の支援に寄与するハンドブッ
ク等も作成される。また構築する開発支援ネットワークモデルの社会実装を加速するためには
ハンドブック等を用いたネットワークモデルの検証及び普及活動の増強が必要である。
○精神障害にも対応した地域包括ケアシステムにおける重層的な連携による支援体制の構築
を推進するための研究
令和3年 10 月より実施している「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に
向けた検討会」において、市町村を基礎自治体とした精神保健福祉相談体制を整備するに当た
り、人材育成・人材確保の必要性や保健所・精神保健福祉センター等による市町村支援、市町
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