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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (56 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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⑤ 予防接種施策の推進に資する研究
新たな予防接種の導入や接種方法の見直し、生産・流通及び研究開発を促進するための施策
等の見直しに必要な実証的・規範的な研究を行い、予防接種基本計画の推進を図る。
⑥ ワクチンの効果を検証可能なデータベース構築に資する研究
必要な法改正を視野に入れ、予防接種台帳における接種記録、副反応疑い報告、レセプト情
報等を個人レベルで連結して、予防接種法の対象ワクチンの安全性や有効性(入院予防効果、
発症予防効果、重症化予防効果等)を検証可能なデータベースの構築に向けて、今後の各デー
タベースのあり方、レセプト情報等も含めた連結解析等に係る方法論、効率的な評価体制構築
に関する諸課題について、国内外の知見を踏まえた検討を行う。
⑦ 感染症指定医療機関等における感染症患者に対する医療体制の確保及び質の向上に資す
る研究
国際的に脅威となる感染症の発生に備え、感染症指定医療機関の体制や、同医療機関におけ
る診療法の標準化、診療マニュアルの整備等により、感染症医療体制の構築及び整備を行う。
⑧ AMR 対策に資する研究
「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」に基づき対策を推進するとともに、得られた科
学的知見の集積や評価・分析を行う。
【期待されるアウトプット】
新型コロナウイルス感染症対策に資する成果のみならず、新型コロナウイルス感染症の対応
及びその経験を踏まえ、国民の健康に大きな影響を与えうる海外の感染症に対する監視、危機
管理能力を向上し、感染症インテリジェンス能力を向上するための科学的アプローチを改善す
るとともに、科学的根拠に基づく水際対策、国内における早期検知と封じ込め、国内流行時に
おける医療へのインパクトを抑制するための強靱な感染症・予防接種政策を検討する上で基盤
となる科学的根拠を構築する。特に、パンデミックにおける医療機能の確保等、新型コロナウ
イルス感染症対策で浮き彫りとなった課題について、医療法の改正に伴う医療計画の見直し作
業に連動する形で、感染症予防基本指針、特定感染症予防指針の改定、予防接種に関する基本
的な計画及び必要に応じた策定のための知見を得る。また、必要な法改正を視野に入れ、ワク
チンの効果を検証可能なデータベース構築に向けた知見を得る。
【期待されるアウトカム】
上記のアウトプットに基づいて、ポストコロナも見据えた、予防接種の推進、データベース
構築による全国規模のワクチンの有効性及び安全性の評価体制の確保、インテリジェンス機能
の構築、リスクアセスメント能力の向上、感染症危機発生時の診療体制や公衆衛生施策、研究
開発施策など、感染症の予防、準備、検知、対応に係る感染症対策の総合的な対策を推進する。
また、感染症予防基本指針、特定感染症予防指針及び予防接種に関する基本的な計画の改正・
策定により、ポストコロナ時代の強靱な健康安全保障体制を構築する。
2.これまでの研究成果の概要
① 新型コロナウイルス感染症について、海外および国内の医療機関における剖検の現状を調
査し、法医解剖及び病理解剖における感染防止対策マニュアルを作成した。(令和2~3
年度。令和4年度以降も後継班において継続中。)
② 下水サーベイランスにより広域における新型コロナウイルス感染症のまん延状況の把握
や、個別の施設等における感染の有無の探知を行うため、検査法の検出感度の改良や、下
水中のウイルス濃度から地域の感染状況を把握するための標準的な推計モデルの検討を
行った。また、施設の排水を調査する手法の確立を行った(令和2~4年度)。
③ 新型コロナウイルス感染症を踏まえた新興・再興感染症の脆弱性評価と危機管理機能の実
55
新たな予防接種の導入や接種方法の見直し、生産・流通及び研究開発を促進するための施策
等の見直しに必要な実証的・規範的な研究を行い、予防接種基本計画の推進を図る。
⑥ ワクチンの効果を検証可能なデータベース構築に資する研究
必要な法改正を視野に入れ、予防接種台帳における接種記録、副反応疑い報告、レセプト情
報等を個人レベルで連結して、予防接種法の対象ワクチンの安全性や有効性(入院予防効果、
発症予防効果、重症化予防効果等)を検証可能なデータベースの構築に向けて、今後の各デー
タベースのあり方、レセプト情報等も含めた連結解析等に係る方法論、効率的な評価体制構築
に関する諸課題について、国内外の知見を踏まえた検討を行う。
⑦ 感染症指定医療機関等における感染症患者に対する医療体制の確保及び質の向上に資す
る研究
国際的に脅威となる感染症の発生に備え、感染症指定医療機関の体制や、同医療機関におけ
る診療法の標準化、診療マニュアルの整備等により、感染症医療体制の構築及び整備を行う。
⑧ AMR 対策に資する研究
「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」に基づき対策を推進するとともに、得られた科
学的知見の集積や評価・分析を行う。
【期待されるアウトプット】
新型コロナウイルス感染症対策に資する成果のみならず、新型コロナウイルス感染症の対応
及びその経験を踏まえ、国民の健康に大きな影響を与えうる海外の感染症に対する監視、危機
管理能力を向上し、感染症インテリジェンス能力を向上するための科学的アプローチを改善す
るとともに、科学的根拠に基づく水際対策、国内における早期検知と封じ込め、国内流行時に
おける医療へのインパクトを抑制するための強靱な感染症・予防接種政策を検討する上で基盤
となる科学的根拠を構築する。特に、パンデミックにおける医療機能の確保等、新型コロナウ
イルス感染症対策で浮き彫りとなった課題について、医療法の改正に伴う医療計画の見直し作
業に連動する形で、感染症予防基本指針、特定感染症予防指針の改定、予防接種に関する基本
的な計画及び必要に応じた策定のための知見を得る。また、必要な法改正を視野に入れ、ワク
チンの効果を検証可能なデータベース構築に向けた知見を得る。
【期待されるアウトカム】
上記のアウトプットに基づいて、ポストコロナも見据えた、予防接種の推進、データベース
構築による全国規模のワクチンの有効性及び安全性の評価体制の確保、インテリジェンス機能
の構築、リスクアセスメント能力の向上、感染症危機発生時の診療体制や公衆衛生施策、研究
開発施策など、感染症の予防、準備、検知、対応に係る感染症対策の総合的な対策を推進する。
また、感染症予防基本指針、特定感染症予防指針及び予防接種に関する基本的な計画の改正・
策定により、ポストコロナ時代の強靱な健康安全保障体制を構築する。
2.これまでの研究成果の概要
① 新型コロナウイルス感染症について、海外および国内の医療機関における剖検の現状を調
査し、法医解剖及び病理解剖における感染防止対策マニュアルを作成した。(令和2~3
年度。令和4年度以降も後継班において継続中。)
② 下水サーベイランスにより広域における新型コロナウイルス感染症のまん延状況の把握
や、個別の施設等における感染の有無の探知を行うため、検査法の検出感度の改良や、下
水中のウイルス濃度から地域の感染状況を把握するための標準的な推計モデルの検討を
行った。また、施設の排水を調査する手法の確立を行った(令和2~4年度)。
③ 新型コロナウイルス感染症を踏まえた新興・再興感染症の脆弱性評価と危機管理機能の実
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