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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (57 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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装を促進するための知見、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」の策
定・更新を通じて、新型コロナウイルス感染症の予防・診断・治療に関する知見を集積し
た。(令和2~4年度。継続中)。
④ 侵襲性細菌感染症(特に、侵襲性肺炎球菌感染症、侵襲性インフルエンザ菌感染症、侵襲
性髄膜炎菌感染症、劇症型溶血性連鎖球菌感染症)について、疾病動向を継続的にサーベ
イランスし、原因菌の血清型や遺伝子型等の関連性を評価した。(平成 31~令和3年度。
令和4年度からも同課題で継続中。)
⑤ ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(HPV ワクチン)接種後に生じた多様な症状の診
療に係る全国の協力医療機関に対して、令和3年度に診療実態調査を実施した。また HPV
ワクチンの積極的勧奨差し控え終了に伴い、より頻回かつ長期的フォローにより、受療実
態を把握するとともに、患者の臨床像を解析した。(令和3~4年度。継続中。)
⑥ 新型コロナワクチンの抗体価等の有効性のフォローアップを医療従事者、高齢者、臓器移
植後の者を対象に実施し、ワクチン効果の持続性について検証した。
(令和2~4年度。継
続中。)
⑦ 新型コロナワクチン初回シリーズ接種者の最終接種4週後までの安全性に係る情報の収
集を行い、ワクチンの安全性について明らかにした。なお、本研究は成人の追加接種後の
安全性や、小児の初回シリーズにおける安全性についても追加して調査中である。(令和
2~4年度。継続中。)
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
目下の課題である新型コロナウイルス感染症対策に資する研究を行い、新型コロナウイルス
感染症対応の検証を推進する。今後同様の事態となった場合に備え、人材育成や医薬品確保な
ど感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究、感染症サーベイランスのシステム化など
機能強化に資する研究、感染症指定医療機関等における感染症患者に対する医療体制の確保及
び質の向上に資する研究、その他の感染症対策の総合的な推進に資する研究を重点的に推進す
る。
AMR 対策に関しては、アクションプランの改定が予定されており、今後の対策に向けた評価・
分析が必要と考えられ、優先的に推進する必要がある。
予防接種に関しては、令和3年から接種が開始された新型コロナワクチンの有効性・安全性
及び副反応について、引き続き評価・分析の研究を推進する必要がある。また「ワクチンの効
果を検証可能なデータベース構築に資する研究」は新型コロナワクチンの状況も踏まえて、将
来発生しうる感染症への対応も見据えて重点的に推進する必要がある。
HPV ワクチンに係る動向の評価・分析の研究は、令和4年度以降 HPV ワクチンの積極的勧奨
差し控えが終了したことから、より詳細に動向を把握・分析する必要がある。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
① 感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究
今後ますます人の往来や物流が活発化していく中で、令和4年3月現在世界的に流行してい
る新型コロナウイルスと同様の事態が今後発生した場合に備え、感染症への対応の検証を中心
に研究を実施する。また、国民やマスメディア等に対する行政等からの情報発信の内容やタイ
ミング等についても強化の必要があることから、平時及び有事において求められる、感染症に
係るリスクコミュニケーションを含む、パブリック・リレーション(単なる広報でなく、行政
と国民やマスメディア等の関係性の構築・維持のマネジメント)の方策について検討を行う。
② 薬剤耐性(AMR)対策に資する研究
AMR ワンヘルス東京会議で進められている ASPIRE(AMR に関するアジア太平洋ワンヘルス・
イニシアチブ)のワーキンググループを通じた国際協力及び地域における薬剤耐性対策に係る
ネットワークの標準モデルの検証を実施する。また AMR アクションプランの実行について総
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定・更新を通じて、新型コロナウイルス感染症の予防・診断・治療に関する知見を集積し
た。(令和2~4年度。継続中)。
④ 侵襲性細菌感染症(特に、侵襲性肺炎球菌感染症、侵襲性インフルエンザ菌感染症、侵襲
性髄膜炎菌感染症、劇症型溶血性連鎖球菌感染症)について、疾病動向を継続的にサーベ
イランスし、原因菌の血清型や遺伝子型等の関連性を評価した。(平成 31~令和3年度。
令和4年度からも同課題で継続中。)
⑤ ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(HPV ワクチン)接種後に生じた多様な症状の診
療に係る全国の協力医療機関に対して、令和3年度に診療実態調査を実施した。また HPV
ワクチンの積極的勧奨差し控え終了に伴い、より頻回かつ長期的フォローにより、受療実
態を把握するとともに、患者の臨床像を解析した。(令和3~4年度。継続中。)
⑥ 新型コロナワクチンの抗体価等の有効性のフォローアップを医療従事者、高齢者、臓器移
植後の者を対象に実施し、ワクチン効果の持続性について検証した。
(令和2~4年度。継
続中。)
⑦ 新型コロナワクチン初回シリーズ接種者の最終接種4週後までの安全性に係る情報の収
集を行い、ワクチンの安全性について明らかにした。なお、本研究は成人の追加接種後の
安全性や、小児の初回シリーズにおける安全性についても追加して調査中である。(令和
2~4年度。継続中。)
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
目下の課題である新型コロナウイルス感染症対策に資する研究を行い、新型コロナウイルス
感染症対応の検証を推進する。今後同様の事態となった場合に備え、人材育成や医薬品確保な
ど感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究、感染症サーベイランスのシステム化など
機能強化に資する研究、感染症指定医療機関等における感染症患者に対する医療体制の確保及
び質の向上に資する研究、その他の感染症対策の総合的な推進に資する研究を重点的に推進す
る。
AMR 対策に関しては、アクションプランの改定が予定されており、今後の対策に向けた評価・
分析が必要と考えられ、優先的に推進する必要がある。
予防接種に関しては、令和3年から接種が開始された新型コロナワクチンの有効性・安全性
及び副反応について、引き続き評価・分析の研究を推進する必要がある。また「ワクチンの効
果を検証可能なデータベース構築に資する研究」は新型コロナワクチンの状況も踏まえて、将
来発生しうる感染症への対応も見据えて重点的に推進する必要がある。
HPV ワクチンに係る動向の評価・分析の研究は、令和4年度以降 HPV ワクチンの積極的勧奨
差し控えが終了したことから、より詳細に動向を把握・分析する必要がある。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
① 感染症に関する危機管理機能の強化に資する研究
今後ますます人の往来や物流が活発化していく中で、令和4年3月現在世界的に流行してい
る新型コロナウイルスと同様の事態が今後発生した場合に備え、感染症への対応の検証を中心
に研究を実施する。また、国民やマスメディア等に対する行政等からの情報発信の内容やタイ
ミング等についても強化の必要があることから、平時及び有事において求められる、感染症に
係るリスクコミュニケーションを含む、パブリック・リレーション(単なる広報でなく、行政
と国民やマスメディア等の関係性の構築・維持のマネジメント)の方策について検討を行う。
② 薬剤耐性(AMR)対策に資する研究
AMR ワンヘルス東京会議で進められている ASPIRE(AMR に関するアジア太平洋ワンヘルス・
イニシアチブ)のワーキンググループを通じた国際協力及び地域における薬剤耐性対策に係る
ネットワークの標準モデルの検証を実施する。また AMR アクションプランの実行について総
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