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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (26 ページ)
出典
公開元URL | https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529 |
出典情報 | 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》 |
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10.女性の健康の包括的支援政策研究事業
1.研究事業の目的・目標
【背景】
これまで、わが国における女性の健康に関する取組は主に疾病分野ごとに展開され、また研
究においても妊娠・出産や個別の疾病等に着目して行われてきた。このため、女性の身体はラ
イフステージごとに劇的に変化するという特性を踏まえた取組や、社会的な側面も含めた生涯
に渡る包括的な支援は十分に行われておらず、また女性の健康施策を総合的にサポートする診
療体制も十分に構築されておらず、早急な対応を図る必要がある。平成 26 年4月にとりまと
められた「女性の健康の包括的支援の実現に向けて〈3つの提言〉」においても、
「生涯を通じ
た女性の健康支援の充実強化」について提言がなされるとともに、男女共同参画基本計画にお
いても女性の健康支援の重要性が指摘されているところである。そして、令和3年6月に閣議
決定された「女性活躍加速のための重点方針 2021」にあるように、女性の健康支援に関し、女
性の心身の状態が人生の各段階に応じて大きく変化するという特性を踏まえ、女性の健康等に
関する調査研究を進め、必要な情報を広く周知・啓発することが求められている。
【事業目標】
女性の健康の包括的支援に係る提言や法案において指摘されている女性の心身の特性に応
じた保健医療サービスに関して、地域や職域において専門的かつ総合的に提供する体制、人材
育成体制、情報の収集・提供体制、女性の健康支援の評価手法等を構築するための基盤を整備
する。
【研究のスコープ】
・ エビデンスに基づいた女性の健康に関する情報を収集・提供するための調査研究
・ 生涯を通じた女性の健康の包括的支援に資する基礎的知見を得るための調査研究
・ 女性の健康に関する知見を広く行き渡らせ、定着化を図るための普及・実装研究
【期待されるアウトプット】
女性の健康に関わる者に対する学習教材や人材育成・研修方法、医療関係者の連携のための
ガイドライン、ホームページ等の情報発信基盤、女性特有の疾病に対する介入効果に関するエ
ビデンス等、政策の策定・運用に資するための成果を創出する。
【期待されるアウトカム】
女性の生涯を通じた健康の包括的支援を推進し、さらに、わが国の女性の活躍を促進すると
共に健康寿命の延伸につながることが期待される。
2.これまでの研究成果の概要
○「多様化した女性の活躍の場を考慮した女性の健康の包括的支援の現状把握および評価手法
の確立に向けた研究」
(令和2~3年度)
あらゆる活躍の場における女性の健康支援のための情報提供体制の整備(健康教育支援の手
順書作成、子宮頸がん検診受診勧奨の手順書作成)、相談体制のモデル構築(アプリエーショ
ンの開発)を行った。
○「多様な世代の女性に対する情報メディアを通じたアプローチの実践と情報発信基盤の構築
に向けた研究」(令和2~3年度)
多診療科連携に資する診療ガイドブックを e-book 化し、その内容に沿った研修を実施し、
e ラーニングシステムを構築した。
○「保健・医療・教育機関・産業等における女性の健康支援のための研究」
(平成 30~令和2
年度)
女性のヘルスケアアドバイザーの育成を目的とした養成プログラムを作成し、テキストブッ
ク及び成長段階に応じたのべ6種類のテキストの案を作成した。
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1.研究事業の目的・目標
【背景】
これまで、わが国における女性の健康に関する取組は主に疾病分野ごとに展開され、また研
究においても妊娠・出産や個別の疾病等に着目して行われてきた。このため、女性の身体はラ
イフステージごとに劇的に変化するという特性を踏まえた取組や、社会的な側面も含めた生涯
に渡る包括的な支援は十分に行われておらず、また女性の健康施策を総合的にサポートする診
療体制も十分に構築されておらず、早急な対応を図る必要がある。平成 26 年4月にとりまと
められた「女性の健康の包括的支援の実現に向けて〈3つの提言〉」においても、
「生涯を通じ
た女性の健康支援の充実強化」について提言がなされるとともに、男女共同参画基本計画にお
いても女性の健康支援の重要性が指摘されているところである。そして、令和3年6月に閣議
決定された「女性活躍加速のための重点方針 2021」にあるように、女性の健康支援に関し、女
性の心身の状態が人生の各段階に応じて大きく変化するという特性を踏まえ、女性の健康等に
関する調査研究を進め、必要な情報を広く周知・啓発することが求められている。
【事業目標】
女性の健康の包括的支援に係る提言や法案において指摘されている女性の心身の特性に応
じた保健医療サービスに関して、地域や職域において専門的かつ総合的に提供する体制、人材
育成体制、情報の収集・提供体制、女性の健康支援の評価手法等を構築するための基盤を整備
する。
【研究のスコープ】
・ エビデンスに基づいた女性の健康に関する情報を収集・提供するための調査研究
・ 生涯を通じた女性の健康の包括的支援に資する基礎的知見を得るための調査研究
・ 女性の健康に関する知見を広く行き渡らせ、定着化を図るための普及・実装研究
【期待されるアウトプット】
女性の健康に関わる者に対する学習教材や人材育成・研修方法、医療関係者の連携のための
ガイドライン、ホームページ等の情報発信基盤、女性特有の疾病に対する介入効果に関するエ
ビデンス等、政策の策定・運用に資するための成果を創出する。
【期待されるアウトカム】
女性の生涯を通じた健康の包括的支援を推進し、さらに、わが国の女性の活躍を促進すると
共に健康寿命の延伸につながることが期待される。
2.これまでの研究成果の概要
○「多様化した女性の活躍の場を考慮した女性の健康の包括的支援の現状把握および評価手法
の確立に向けた研究」
(令和2~3年度)
あらゆる活躍の場における女性の健康支援のための情報提供体制の整備(健康教育支援の手
順書作成、子宮頸がん検診受診勧奨の手順書作成)、相談体制のモデル構築(アプリエーショ
ンの開発)を行った。
○「多様な世代の女性に対する情報メディアを通じたアプローチの実践と情報発信基盤の構築
に向けた研究」(令和2~3年度)
多診療科連携に資する診療ガイドブックを e-book 化し、その内容に沿った研修を実施し、
e ラーニングシステムを構築した。
○「保健・医療・教育機関・産業等における女性の健康支援のための研究」
(平成 30~令和2
年度)
女性のヘルスケアアドバイザーの育成を目的とした養成プログラムを作成し、テキストブッ
ク及び成長段階に応じたのべ6種類のテキストの案を作成した。
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