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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (54 ページ)

公開元URL https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529
出典情報 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》
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我が国の地域住民の精神障害の頻度、受診行動、関連要因、社会生活・自殺行動への影響に
ついて調査を行い、世界保健機関(WHO)がとりまとめる世界精神保健調査(World Mental
Health Survey)に提供できるような標準化された、信頼性の高い疫学データを収集するため
の手法を開発する。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
○難聴児の手話を用いた療育体制の整備に関する研究
研究によって得られる人材育成プログラム等を活用できるようにすることで、令和4年2月
に公表した「難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針」に基づき、各地域で家庭や
児童発達支援センター等において手話を用いた療育を行うことができる体制を確保すること
も含め、障害福祉計画等を策定するよう促す。
○技術革新を視野に入れた補装具費支給制度の設計のための研究
令和9年度の告示改正に向けた基礎資料として活用する。
○支援機器開発コーディネーター人材育成プログラムの開発に資する研究
構築される開発支援体制ネットワークにおいては、開発支援のリーダーの役割を担える人
材、また開発企業等においてはプロダクトマネージャーとしての役割も担える人材が育成され
る。これにより企業等の開発を成功に導く人材が確保され、国・自治体及び開発企業等を含む
支援機器開発のためのエコシステムを構築することができる。
○強度行動障害のある人の豊かな地域生活を実現する「地域共生モデル」の理論の構築、重層
的な支援メソッドの開発に関する研究
生きづらさを抱えやすい強度行動障害の方も参画できる地域共生社会の実現を進めていく
ための視点や根拠を提供し、地域住民や公共機関等への理解・啓発に活用する。また令和9年
度報酬改定や運営基準改正の基礎資料とする。
○多様な精神疾患等に対応した医療連携体制の構築及び多職種連携による質の高い精神科医
療を推進するための研究
精神領域毎の診療実態や支援策、多職種連携及び治療方法等に関する分析を行い、診療報酬
改定に向けた基礎資料として活用することで、精神科医療の標準化と質の向上を図る。
○世界精神保健調査に資する大規模疫学調査による精神疾患の有病率等を明らかにするため
の研究
我が国の精神保健に関する最新のデータを収集することで、国際比較のみならず、我が国の
こころの健康づくりに係る施策の基礎資料として活用する。また新型コロナウイルス感染症流
行前後の精神疾患の有病率を明らかにすることで、精神保健全体の施策を検討する上での基礎
資料として活用する。

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