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令和5年度厚生労働科学研究の概要 (27 ページ)

公開元URL https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000239529
出典情報 「令和5年度厚生労働科学研究」に関する御意見募集について(8/5)《厚生労働省》
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○「女性特有の疾病に対する検診等による介入効果の評価研究」(令和1~3年度)
子宮内膜症等の女性特有の疾患の経済損失および予防や治療に関する費用対効果を明らか
にした。
3.令和5年度に継続課題として優先的に推進するもの
○「女性の健康づくりに寄与する社会経済学的要因の分析及び対策に向けた研究」
日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年であるに対し、女性では依然として 12
年を越えていることから、女性の健康寿命の延伸を促進・阻害する要因をさらに詳細に分析
し、それに基づいた対策を推進する必要がある。
4.令和5年度に新規研究課題として優先的に推進するもの
○「若年から老年に至るまでの切れ目のない女性の健康支援のための人材育成および研修方法
の開発に向けた研究」
ライフステージに応じた、切れ目のない包括的な健康支援を行うためには、多岐に渡るステ
ークホルダー(医療専門職、教育関係者、企業関係者、地域住民、当事者である女性自身等)
が積極的に活動に参加し、十分な連携のもとで協同することが重要であるが、そのためにはこ
れらの関係者の知識、技術、能力の向上を図るための人材育成が不可欠である。本研究では、
女性の健康支援のための人材育成に対するニーズの把握、効果的な研修方法の開発、人材育成
の実施体制の整備の検討などを行う。
5.令和5年度の研究課題(継続及び新規)に期待される研究成果の政策等への活用又は実用
化に向けた取組
本研究で得られた人材育成・研修方法に関する知見を活用することによって、女性の健康支
援に関わる多岐に渡るステークホルダーの知識、技術、能力が向上し、相互理解に基づく十分
な連携体制が構築される。第5次男女共同参画基本計画にも述べられているように、生涯を通
した切れ目のない支援、健康寿命延伸に向けた効果的な対策を進めることで、女性の直面する
身体的・精神的困難を減少させ、女性の職業生活上の活躍の推進に寄与する。

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