【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (156 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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表 101
抗菌薬の不適切な使用は、薬剤耐性菌の増加につながることをご存知ですか。(%)
生産者
伴侶動物飼養者
(n=238)
(n=1112)
知っている
73.9
69.2
知らない
26.1
30.8
② 産業動物臨床獣医師、小動物臨床獣医師を対象とした意識調査
回答数は 594 名で、産業動物臨床獣医師は 315 名(53.0%)、小動物臨床獣医師は 279 名(47.0%)
であり、産業動物臨床獣医師の診療畜種別では乳牛 251 名(79.7%)、肉牛 274 名(87.0%)、豚
51 名(16.2%)、肉用鶏 13 名(4.1%)、卵用鶏 15 名(4.8%)であった。(複数選択可であること
から重複がある)。
各項目の認知度は、日本の薬剤耐性(AMR)対策アクションプランは産業動物臨床獣医師で 7 割、
小動物臨床獣医師で 6 割半ばであった(表 99)。
また、「適切な診断に基づいて抗菌剤の使用を真に必要な場合に限定する等を日頃の診療で心がけ
ている」割合が 61%以上であると回答したのは、産業動物獣医師で 5 割半ば、小動物臨床獣医師で
約 6 割、「適切なワクチンを接種すること」は産業動物臨床獣医師で 7 割半ば、小動物臨床獣医師で
約 6 割であり(表 102)、平成 29 年度、30 年度に産業動物獣医師を対象に実施した調査と比較して、
認知度が低下した。
さらに、「最初に抗菌スペクトルの狭い抗菌剤を選ぶこと」の認知度が低く、スペクトルの広い薬
剤の安易な使用が懸念された。「薬剤感受性試験を実施すること」に対する認知度(表 102)は 70%
を超えていた一方で、半数以上が「日々の診療において薬剤感受性試験を実施した割合」(表 103)
が 0~20%であると回答したことから、抗菌剤の慎重使用に関する知識はあっても日々の診療で実践
される割合が低く、平成 30 年度の状況から変化がないことがわかった。
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