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【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (176 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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(7) ヒト由来 Campylobacter spp.の薬剤耐性状況の調査

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① 概要

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② 調査方法

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③ 今後の展望

ヒト由来カンピロバクター属菌の薬剤耐性菌出現状況については、現在、厚生労働科学研究費補助
金による食品の安全確保推進研究事業の中で、東京都健康安全研究センターが研究として調査を行っ
ている 7。

2021 年に東京都内の病院で下痢症患者糞便から分離された Campylobacter jejuni 42 株及び

Campylobacter coli 3 株を対象に、米国 CLSI 法に準拠してディスク法で薬剤感受性試験を行った。
2021 年分離株は新型コロナウイルス感染症流行の影響により,供試菌株が非常に少なかった。供試
薬剤は ABPC、TC、NA、CPFX、EM の 5 薬剤である。結果の判定は、阻止円径を測定し、プロトコ
ル 7 の感受性判定表に従って行った。

Campyrobacter jejuni/coli の耐性菌出現状況を広域的に把握するためには、供試薬剤、実施方法、
判定基準等を統一して行う必要がある。実施方法は米国 CLSI 法のディスク法に準拠しているが、判
定基準は EM、CPFX、EM の 3 薬剤しか記載されていないため、その他の薬剤については EUCAST
や文献等を参考に厚生労働科学研究費助成金による食品の安全確保推進事業の中で統一した基準を設
定し、それに従って判定した 7。今後、ヒト由来株のみならず食品由来についても共通の方法を用い
て薬剤感受性試験を実施し、耐性菌出現状況を全国規模で把握している必要がある。

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