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【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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⑤ Candida auris

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⑥ Mycobacterium tuberculosis

2022 年に侵襲性 Candida auris 血症が第一例が報告され、2023 年 12 月からサーベイランスを開始
し、2024 年7月現在で 55 例が確認され、いずれも耳漏あるいは気道の局所感染か定着と考えられる
症例であった。薬剤感受性に関してはフルコナゾール耐性が 20%弱に認められたが、キャンディン
系薬やポリエン系薬の耐性はみられなかった。

データ元:公益財団法人結核予防会結核研究所
2012 年から 2022 年の新登録肺結核菌培養陽性患者での主要抗結核薬(イソニアジド(INH)、リ
ファンピシン(RFP)及びエタンブトール(EB))への耐性率は、INH の耐性率は近年上昇傾向で
あるが、RFP 及び EB ほぼ横ばいであった。ストレプトマイシン(SM)耐性については、2017 年は、
最大 1.1 ポイントの上昇がみられたが、2018 年からはほぼ横ばいであった。多剤耐性(INH 及び RFP
両剤に耐性)結核菌を有する患者は、年間約 40~60 名(0.4~0.9%)で推移していたが、2022 年に
は 26 名まで減少している。

表 34

新規肺結核培養陽性患者数-登録時薬剤感受性の推移

培養陽性患者
数, N

2015

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

10,259

10,035

9,878

9,580

9,016

8,110

6,645

5,902

5,231

5,515

INH 耐性,

349

372

369

383

377

359

297

221

200

254

n(%)*

(4.6)

(4.9)

(4.8)

(4.9)

(5.0)

(5.4)

(5.7)

(4.9)

(4.9)

(5.6)

RFP 耐性,

76

77

74

80

87

65

60

56

41

52

n(%)*

(1.0)

(1.0)

(1.0)

(1.0)

(1.1)

(1.0)

(1.2)

(1.2)

(1.0)

(1.1)

INH,RFP 両剤

56

48

49

52

55

44

46

41

26

35

(0.5)

(0.5)

(0.6)

(0.7)

(0.6)

(0.7)

(0.9)

(0.9)

(0.6)

(0.8)

SM 耐性,

469

476

461

557

471

428

356

287

272

304

§

n(%)

(6.2)

(6.3)

(6.0)

(7.1)

(6.3)

(6.5)

(6.9)

(6.4)

(6.7)

(6.7)

EB 耐性,

130

129

100

106

130

126

78

79

59

66

n(%)¶

(1.7)

(1.7)

(1.3)

(1.3)

(1.7)

(1.9)

(1.5)

(1.9)

(1.4)

(1.5)

耐性


,n(%)*

18
19
20
21
22
23
24
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26
27
28

2014

*培養陽性患者数のうち INH 及び RFP の薬剤感受性結果がある患者(2011 年 8,046 人、2012 年 8,347 人、2013 年 7,701
人、2014 年 7,645 人、2015 年 7,630 人、2016 年 7,732 人、2017 年 7,891 人、2018 年 7,570 人、2019 年 6,658 人、2020 年
5,209 人、2021 年 4,551 人、2022 年 4,086 人、2023 年 4,526 人)を分母とする。


INH、RFP 両剤耐性=多剤耐性結核。

§

INH、RFP 両剤の感受性結果がある患者のうち、SM の感受性検査未実施または感受性結果不明である患者(54 人、2012

年;48 人、2013 年;52 人、2014 年;48 人、2015 年;47 人、2016 年;51 人、2017 年;47 人、2018 年;41 人、2019
年;38 人、2020 年;36 人、2021 年:33 人、2022 年:23 人、2023 年:77 人)を除いたものに占める割合。


INH、RFP 両剤の感受性結果がある患者のうち、EB の感受性検査未実施または感受性結果不明である患者(14 人、2012

年;13 人、2013 年;13 人、2014 年;19 人、2015 年;17 人、2016 年;14 人、2017 年;13 人、2018 年;8 人、2019 年;
14 人、2020 年; 9 人、2021 年:7 人、2022 年 11 人、2023 年:18 人)を除いたものに占める割合。

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