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【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (61 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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ⅲ. Escherichia coli
2018 年までは 12 薬剤、2019 年からは 13 薬剤を対象に調査を行った。2022 年は、牛、豚及び鶏由
来株では ABPC 及び TC、牛及び豚由来株ではクロラムフェニコール(CP)及び豚由来株では ST に対
して 50%以上の耐性が認められた。また、豚由来株では 13 薬剤中 6 薬剤に対して牛及び鶏由来株に比
べ高い耐性率が認められた。ヒトの医療で重要な CTX、CPFX 及び CL に対する耐性率は、それぞれ
6.0~17.6%、10.2~31.4%及び 0.0~16.0%であり、MEPM に対する耐性率はいずれの畜種でも 0.0%で
あった。なお、2016 年から、CEZ 及び CL、2019 年から CPFX について CLSI で変更後の BP を用い
ている点に留意する必要がある。CL については、2018 年に飼料添加物としての指定を取り消してその
使用を禁止するとともに、動物用医薬品としては第二次選択薬に位置付け、その使用を制限している。
CL に対する耐性率は、2017 年で豚由来株で 50%以上を示したが、2022 年の耐性率は 16.0%と減少し
ており、引き続きこれらのリスク管理措置の強化による今後の耐性率の動向を確認していく必要があ
る。

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