【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (174 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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③ 抗菌剤販売量調査体制
「動物用医薬品等取締規則」(平成 16 年農林水産省令第 107 号)第 71 条の 2 の規定に基づく製
造販売業者からの動物用医薬品の取扱数量の届出により、毎年、動物用抗菌剤販売量調査を行ってい
る(図 26)。2001 年から、系統ごと、剤形ごとの製造販売量に加え、有効成分ごと、投与経路ごと
の販売量及び動物種ごとの推定販売量に関する調査を実施している。集計結果は、「動物用医薬品、
医薬部外品及び医療機器販売高年報」として動物医薬品検査所のウェブサイトに公表されている。ま
た、WOAH 抗菌剤使用量の動向に関する陸生動物衛生規約(6、8 章)6 において、世界各国の使用量
を把握し比較するために求められている動物種ごとの有効成分の使用量の成績については、当該調査
結果をもとに報告されている。
図 26
動物用抗菌剤販売量調査実施体制
④ 今後の展望
JVARM の今後の主な課題は、1)家畜由来細菌及び愛玩動物由来細菌の全ゲノム解析により、よ
り高度な薬剤耐性遺伝子等の調査・解析をさらに進め、動向調査への活用及びヒト分野との比較につ
いても検討、2)動物用抗菌剤の使用量を WOAH が提示する手法を参考として算出したバイオマス
重量による評価していくことである。ワンヘルス動向調査推進のため他分野と連携することにより薬
剤耐性菌伝達過程の解明を進め、リスク評価やリスク管理の根拠となるデータが集積されると考えら
れる。
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