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【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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ⅳ. Salmonella Typhi, Salmonella Paratyphi A, Shigella spp.
データ元:国立感染症研究所
2015~2023 年に分離された Salmonella Typhi(チフス菌)(14~46 株[新型コロナウイルス感染
症流行の影響を大きく受けたと推定される 2021 年を除く。以下、パラチフス A 菌及び赤痢菌につい
ても同様。])の薬剤感受性試験の結果、シプロフロキサシン(CPFX)非感受性株の割合は 60.7~
83.9%であり、CPFX 高度耐性(MIC≧4 µg/mL)株の割合は 5.9~42.9%であった。またこの期間に
おいて、アンピシリン(ABPC)、クロラムフェニコール(CP)、スルファメトキサゾール・トリメ
トプリム(ST)合剤に耐性を示す多剤耐性チフス菌が 23 株、セフォタキシム(CTX)耐性チフス菌
が 9 株分離された。
一方、2015~2023 年に分離された Salmonella Paratyphi A(パラチフス A 菌)(5~30 株)の薬
剤感受性試験の結果、CPFX 非感受性株の割合は 76.9~100.0%であった。パラチフス A 菌では CPFX
高度耐性株及び CTX 耐性株は分離されなかった。
2015~2023 年に分離された Shigella spp.(赤痢菌)(14~156 株)の薬剤感受性試験の結果、ST
合剤への耐性率は 71.4~91.9%、CPFX への耐性率は 7.1~45.7%、CTX への耐性率は 0.0~27.0%で
あった。
表 31

2015 年

2016 年

2017 年

2018 年

2019 年

2020 年

2021 年

2022 年

2023 年

(32 株)

(46 株)

(31 株)

(34 株)

(28 株)

(20 株)

(3 株)

(14 株)

(40 株)

ABPC

5.7

2.2

12.9

2.9

10.7

20.0

0.0

14.3

20.0

CP

5.7

2.2

12.9

5.9

10.7

25.0

0.0

14.3

15.0

ST

5.7

2.2

12.9

5.9

10.7

25.0

0.0

21.4

20.0

NA

68.8

63.0

83.9

61.7

57.1

55.0

66.7

57.1

82.5

CPFX
CTX

18
19

Salmonella Typhi の耐性率(%)

68.8

63.0

83.9

61.7

60.7

65.0

100.0

64.3

82.5

(12.5*)

(23.9*)

(16.1*)

(5.9*)

(10.7*)

(25.0*)

(0.0*)

(42.9)

(22.5)

0.0

0.0

0.0

2.9

3.6

15.0

0.0

0.0

5.0

*フルオロキノロン高度耐性。

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